昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

吹聴

新しい朝が来た的なまやかしから解脱し、あらゆる崩壊を楽しむ悪魔とも結ばれずに、無神経に惚ける。整合性もなく、虫けらのように扱われた余韻や、延々と長ける思いが健気になり、機械的な気配に収まり、いびつな観念を脊髄に止める予感やら、切歯扼腕としている君の管理下に収まることもなく、言葉が世界を裏切る途端に、意識とはさまざまな疑念をところどころに生み出し、脱色した君の髪の隅々にまで世界を浸透させ、凄絶な時に現れる類似品たちや、そこで欠乏していくだけに至るような闘争の跡や、迎撃され、そこで朽ち果てるのを待つだけの君の末尾や、いつの日かにしがみつくだけの私の末路や、ロジカルに逃避していくだけの堕落した感性が還元する動機や、すれ違う思いが運命を突き抜け、気だるい様相につかさどる幼稚やドルや円が降り注ぐ面影もかけがえのないものであるし、あらがう先に恒常的なものを過疎させ、高揚感をたずさえ、さびれるだけの思い出も味気なく、現れる時系列が打ち出す欠乏するだけの未来や、憎しみを加速させ、枷に変わるだけの思いが焦燥感をかかえ、かさばるだけの意味をかいつばみ、かかずらうだけに至るような日々の中で当たり前のものだ、と促されるものにより駆逐され、チクチク痛む胸の中で保身ばかりを考え、そこで還元されるものばかりをおもんばかり、応用されるだけの真実や、しくしく痛む神経的な痛みや、印象を加工するだけの罪なんかを飛び越え、あてがわれた罪を超越し、真理を司る神なんかに騙されるわけにもいかないし、いけ好かないものばかりであるし、物分かりも悪いしで、なんの役にも立たないし、一銭にもならないけど、これほど生きている、と言えることもないのだよ。