昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

分散

世界などから逸脱し、自らの意思だけで、世界を超越して、正義の犠牲になんかならずに、ただ与えられたものに反し、度重なる痛みの配下にならずに、ただすべてを無くしたままに、ただあつらえられたものに支配されずに、自堕落なままに、今に文字化けしたり、慮ることをやめて、ただ現れるものを、そのまま受け取らずに、いじらしく募る君の空虚感や、安易な滅亡なんかに囚われてしまった人々が生み出す運命のような何か、誰かと同じ動機が折り重なり、退屈な所以が加速し、真理なんかに虐げられずに、従えた罪の道化として生きるより、ただ跳ねるように生き、誰にも捕まえられないように、と有する価値に加工されてしまった君の終わりから、今に巻き込まれていく予感にヒットして、悲観すればするほどに、開眼していく私、喉につっかえた言葉を引きずり出して、抱いた喜びが絶えず加速して、誰にも捕まえられずに、ただ拙い日々の中で裁かれるだけに至るような日々の醜さに逡巡したり、ただ与えられた苦しみを、そのままに受け取り、見境いなく使い果たす間に迫るものから解き放たれ、新たな慈愛に基づいた思いを加工する。