昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

浮腫んだ愛

二つの台風が重なり、森閑とした教室の彼方から産まれた新たな宇宙が、意思と接続され、新たな次元に旅立つとき、きっと、数学的な何かや物理学的な何かが、数学的な狂騒から、イデオロギーなんかを謳いながら、蓄積した苦悩を、ちまちまとカプセルに詰め込んでは、錯乱している実体や存在、世界を拡張する超巨大な手の内側から現れる瘴気のマイクロドージング、すべては、外から現れるのではなく、絶えず自らの内から、すべては、現れてるのであり、この身がなくなれば、すべては、現れることなく、その場で散り散りになり、誰かの栄養か何かに変わる間に、余生を柑橘系なものに変化させようと目論む君の消費的なエゴ、ゲコゲコと鳴くカエルたちの鳴き声とは、不滅的な願いや、祈りのようなものだね、と、語る君と空白との整合性、フレキシブルな普遍性が、まどろんだ夕闇に消費されていくころ、懐かしむほどに蹂躙された故郷での思い出や、現時点の面影をむしばむ暗い影、ゲーテが歌う刹那に響き渡る戯曲での苦悩、世界の濃淡を描く鯨の髭、ブリリアントな君、君主論が云々と、アニミズムにより覚醒した私が、宇宙由来の言語で、カタルシスを行う頃、代償などを求める安易な悪意が、角膜を傷つけ、すべてを、見えにくくしたり、失格や失敗なんかを謳い、君の足を引っ張るだけの弱者の共通語が飛び交い、君の身動きが取られないように、ためらわずに、君に退屈な理想を植え付け、体系化した答えで対比されるだけの教育から逸脱し、私の元に辿り着き、世界との和解を果たし、裁かれる罪などから超越した先に現れた曙光を頼りに、痺れた大脳が発散する寂しい放射熱により、自らの内側に雨を降らすころ、時代的な監獄に囚われた超自我を解放するための、自身の内部での冒険活劇に出かける。