昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

瞬間

複製され続ける真実の隙間、瞬く間に通り過ぎるだけの毎日を、ただただ傍観する君の死んだ目を見つめながら、生き永らえるために、すべてを裏切り、何も残らなくなった辺りから、繁栄する物語も、物足りなくなったなと、今を蔑ろにしては、様々な思惑が入り混じり、負担ばかりが増える毎日の中では、幸せとは、亡霊のようだね、と語りかける彼女から、捻出され続けるまやかしの中での差異や、愛されたいと強請るばかりで、バルガーな奴らが示す正義により、偏るばかりの思想に躓くばかりの彼らが生み出すもののほとんどが、憎しみを補填し、そこで堅持し、固執し、孤立しても尚、ここで自らを保つ確かさだけが、指針であるし、報われなくても尚、続ける強靭さだけが、自らを加速させ、猜疑心や疑心暗鬼や、堂々巡りや偶像崇拝なんかを蹴散らし、嫉妬に燃え、不倶戴天の敵として、誰彼構わずに攻撃を加えては、今に締め付けられる苦しみを反復させ、反芻する憎しみが、さらに自らの中で大きくなり、関わるほどに、加速し続ける憎しみの最中、加工し続ける正義が、更なる犠牲を生み出すべく、誰かを悪に仕立て上げ、縛られるだけの思いが、重みに感じ、今にがんじがらめになるだけの今に捕捉されるものに拘束され、何のために、ここで、がんじがらめにされ、肝心なものですら、時間に奪われる事に納得がいかないから、重力に反し、昔の君に会いに行くために、ここでの意味なんて捨て去り、ささやかな幸せが捩れて、もう姿形すら曖昧になった途端に張り裂ける毎日。f:id:jibmfmm:20250629033853j:image