昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ありったけの愛が

電子の雨が降る公園、落雷に起こされた朝、軽快な独白のリズムが芽生え、春を早めに呼び込むころ、刻々と過ぎ去るだけの、幼稚な過ちにひざまずき、あたかも、自分は悪くないような顔をして、嘆くだけの君たちの俯瞰から現れた完全性のコード、修羅や、粛清や、あいまいな過ちや、加速するほどに、バラバラになってしまうだけの環境的なざわめき、夜通し神秘を眺めては、空白を埋めるための、怠惰な歴史に座り込み、理不尽な日々に迫るセンチメンタルな気象、角ばった夜空から生まれる余罪、荘厳な空虚さにいろどられ、連帯感を生み出しては、安易な団結とは、墜落を生むの、と女神、投函され、摩耗していく意識は、陰鬱な焦土で屠られ、過ちが、過ち前とした顔をしてのさばるほどに、この法則的な観念が、幻想的な焦熱を繰り返し、自らを癒していく合間に、君の苦しみすらも飲み込んで、混濁したからって、何だって言うんだ、と天に突き刺す怒号を率いて、怪訝な観念が、抵抗性を加え、かきまぜる間に、君たちは、君たちで、あることをひけらかすよりも、なんか、もっとぶつかって愛したり求めたり、悶えたりしながら、もう止まらないって、大きな声で叫ぶ。