昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

デカダンス

可愛いキーワードが降る顛末、制限ばかりの日常にかさばる出来事、デカダンスに震えるたびに詰まる論理、利己的な固定観念による泥濘たるSNSで間引きされるだけの日々、バビロンは肉食で、自らの栄華が、ずっと続くと信じているし、自らの正義のために、犠牲になった人々が求めるとめどない自由が、自らを縛り付けることも知らないで、求めるほどに、現る保身が、やがて、飢えたり痩せたり、嘯いたり、傷ついたふりをして、又借りしたり、叱責され続ける自身から乖離して、借り物の身体に課せられた罪の更新を終えた市役所の前、野晒しにされた感性は干からび、悲観的な観点が汚した清潔感すらない日常に蔓延る苦痛や、通過するほどに捩れる道路や、労働すればするほどに、騙されていく確かさという足枷を引き摺りながら、この、長いだけの時間にこみ上げて来る怒りを感じるならば、自らの事業に専念して、誰の上にも下にもならず、前に習えなんて、屈辱から離れ、ただの一人で孤独が及ぼす栄養を受け入れ、経過するだけの、徒らな日々を均すためのロードローラーに乗り、王冠を脱いで、自己嫌悪の橋や、覆い被さる承認欲求に飲まれてしまう人々の苦痛による犠牲や、征服欲が貪り食う追憶に比する価値や、現行に加算された税や、惚れた晴れたなんかが、窮屈になり、気配を拡散する過ちが、この世界を破壊することだけに、喜びが増していく動機が孕む明日なんてものは、惨憺たるものばかりである。