昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

健忘症をかかえた 猫が亡命する島国、 理性を恒久的に枯渇させ、 改ざんされる精神も、 慟哭に穢れ、 むしばまれる意味を 厭うほどに、 痛々しさが増していく。

画期的なもの

惑星間に示された物語をかきむしり、懐疑的な明日に孕む形而上学的なものに惑溺しながら、わななく思いにくたびれ、空腹をいやすシンドロームに緻密に住まう、背徳感がレジスタンスを形成し、契約的なものから屈折していくものが被弾し、今にも飛躍を続ける…

形跡

黒々とした愛が熟れて、 結末にこぼれ落ち、 延々ところがり、 継続され続ける所以や、 端々に実る影や、 軽薄さをたどり、 たどたどしく不埒な 悠遠を嬲り、 肥大化する思いの 膝掛けを君にかけて、 けだるい日曜日や、 粉末にされた日々が ふりそそぐ、 高…

箱の中の君

覚醒する昨夜、裂かれた身体から現れる生きた意味などという短絡的な理由から放たれ、そこに残るもののほとんどは理由などを持たず、過ぎたら過ぎたで、そこで引き伸ばされるものもなければ、ただ前へと進む少し遅れた身体には別れを告げて、颯爽と駆け抜け…

ぬぎすてる

だれのものでもなく、 だれかのものに なろうともせず、 もちいられるものも たいくつで、 きゅうくつなものである。

全体性の破棄

あくどい恐竜うごめく雨。 あたまのなかで、 無知な風の音が響き、 精神世界が錆びる。 同一性の汚穢をかきけし、 倦怠期を迎えた 形式的な風景を引き裂くの、だ。

箱の中の君

覚醒する昨夜、裂かれた身体から現れる生きた意味などという短絡的な理由から放たれ、そこに残るもののほとんどは理由などを持たず、過ぎたら過ぎたで、そこで引き伸ばされるものもなければ、ただ前へと進む少し遅れた身体には別れを告げて、颯爽と駆け抜け…

むにゃむにゃ眠る

くるまる先々の 孤独に固執して、 必要なもんも、 なにも変わらんままに、 なにかを欲するほどに、 そのものに、 生命をうばわれ、 すべてはうやむやになる。

とこしえになびく手紙、君は強要される過去に影を残し、退屈に嬲られ、今に蕩けていく。いつわりの国、嘘ばかりのタコ、空白に与えられる範囲は許容されることだけを求めて、まとまらない答えにやましい記憶を伝え、今に爆撃を繰り返す。枝分かれする日々、…

永劫の出産

過剰なほどに、 愛したのだ、と ねたましくもだえる 月日は、 誰のものでもなく、 自分のものでさえもなく、 瞬く間にさえぎられては、 くたびれて行く 美しさを孕む。

愛するということ

食む音 愛し合う匂い 永遠に隔てられることがない恋 育む青 景色は比喩にあふれ にじむ思いは屈折して 彩り鮮やかに増える物事 鼻歌なびく艶やかな朝。

数日

とこしえになびく手紙、君は強要される過去に影を残し、退屈に嬲られ、今に蕩けていく。いつわりの国、嘘ばかりのタコ、空白に与えられる範囲は許容されることだけを求めて、まとまらない答えにやましい記憶を伝え、今に爆撃を繰り返す。枝分かれする日々、…

致死量のおめかし

君は帰る道を捨てて、宇宙を歩き、調和なんかを求めながら、胴体を破棄し、改善されない痛みの彼方で、簡単に肉体を放棄して、想起する理由を濾過しながら、噴火していった感情を拾い集めては、また同じことを繰り返す。

神聖

肌もこころも、ぜんぶ真っ白になって、暗く嬲る重低音、たたずむ所以にうろつく人々、血とビート、地面に擦れる車の鼓動、歩く速度は光よりも速く、宇宙でくたびれた運び屋、裏切りの加速と、充填される微笑み、未熟な彼らの奴隷として運ばれてくる権利など…

馴染む病

鼻白む月 カビと慢性的な空白 美醜に過ぎる 世界の屑 時系列を破壊して 反響する言葉が 鼻腔を虐める。

そつなく混ざる

つぐないの廃棄処理場、刹那にかかわる面影に縫い付けられ、倦怠感をかかえながら、夕日にまじわる時からはじまるものが、このすべてを形成している。

神聖

肌もこころも、ぜんぶ真っ白になって、暗く嬲る重低音、たたずむ所以にうろつく人々、血とビート、地面に擦れる車の鼓動、歩く速度は光よりも速く、宇宙でくたびれた運び屋、裏切りの加速と、充填される微笑み、未熟な彼らの奴隷として運ばれてくる権利など…

横溢

なじまぬままに あいまいでいて、 現れるものから放たれ、 はびこる悪意を 重ねられて、 生まれたバビロンでも、 論争があしらわれ、 端的なものすら 破壊され、 散漫な動機が 世界を覆う。

気まま

太陽のもと、 埋葬された 君になんて言えばいいのか? 季節はずっと 不安定であるし、 何を食べても、 何を買っても、 不安はつきまとうと、 嘆き苦しむ奴らに かける声すら忘れた。

加算

どうでもいい世界での、どうにでもなる会話、果たすべき意味すら持たず、考えは打算的で、損得だけで計る傀儡たちの道楽、あるいは解体される身体を傍観する家畜としての自己を傍観する他者の目を介した自分との乖離による軋轢、さまざまな思惑にからまるこ…

悲観的な彼女の忘我

収容される思いは、 意識的な囚人として、 いりびたる深淵で、 インモラルな衝動を、 罪だと感じるための、 教育により、 自らを抑圧し、 有する価値に揺すられ、 唯一のものを喪失し、 偏る意思は、 虐げられ、 フラクタルであることを 強制され、 あるいは…

加算

どうでもいい世界での、どうにでもなる会話、果たすべき意味すら持たず、考えは打算的で、損得だけで計る傀儡たちの道楽、あるいは解体される身体を傍観する家畜としての自己を傍観する他者の目を介した自分との乖離による軋轢、さまざまな思惑にからまるこ…

陥落

まよいすらも無いから、 ほどほどにてきとうであるし、 適応するほどに孤立していくし、 異物感をかかえたままに、 毎日に束縛され、 八方ふさがりなんだと 苦しむほどに、 すべてを愛せずに、 哀歓にひずむ。

狩るための罪

つぶらな匂い、感触は成否を超え、善悪を超越するような胸の痛み、あるいは精神の歪み、リズミカルな清貧は、成否を価値に変え、自らの貧しさを昇華させるために、自らを賛歌でつつみ、あるいは誰かを道具にするために偶像のしあわせをねつ造し、追いかける…

内面性

もとめるものも なくなって、 均一化する必要性もなくて、 すべては平等でもなく、 くたびれて、 うらぶれる住処や、 過信していく先で、 進化をあきらめて、 問いただされる先に、 誰もいなくても、 君に現れる孤独は、 君に味方し、 君が君に語る真実だけ…

くらやみをあたためる、 きみの青、 耳のついたパンを かじるよこがお、 健気にうなる、 ガオガオという 鳴き声に問い合わせる 心情は色あせることなく、 きみのたしかさを いまに映し出す。

狩るための罪

つぶらな匂い、感触は成否を超え、善悪を超越するような胸の痛み、あるいは精神の歪み、リズミカルな清貧は、成否を価値に変え、自らの貧しさを昇華させるために、自らを賛歌でつつみ、あるいは誰かを道具にするために偶像のしあわせをねつ造し、追いかける…

ささやかな喜び

物事の豊かさなどは、 存在せずに、 与えられた価値により、 決められた意味に偏り、 示されるほどに、 価値とは偏りを生み出し、 与えられた意味を、 超え出ようともせずに、 設置された価値により、 あたかも同じような 価値のように思う間に、 欺瞞は生ま…

切り刻まれた過去たち、 粛清の雨にぬれ、 ねだやしにされた 者たちのマントラがひびき、 かすむ所以に なぶられた自我との 別れを終え、 時間から逃れ、 希いすらもとどかない場所で、 地道に愛を叫ぶ。

惰性の花

機械的な神経にむしばまれる酩酊する記憶。鼓動は枢要な価値を見失い、価値を追い求めるかぎりは、幸福などはやってこないと、コマーシャリズムがカタルシスを求め、価値観にふやけていく比喩されるための彼らの日々は、彼女たちの奴隷としてカスタムされる…