昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

暴かれるもの


 禍々しいものが、自体を席巻していく。悪魔的なものが、世界を覆い、驕りばかりが横行し、やがて滑落する現在にひしめくものが、感情を奪い、爆砕される真理が、論理の外側に抜け出し、呑気なものを、折り重ねては、退廃的なものを積み上げ、攪拌され、拡散されるものが、定理を覆い尽くし、安易な支配から、隷属する過程に結ばれ、定義にうつつを抜かし、権力が語る言葉だけが、正義と呼ばれ、犠牲的に生み出される果てに生み出されるものが、ゲリラ化し、抵抗を繰り返し、恒久的な痛みや、窮乏するだけの意味に弛み、互いを咎めるだけに、支払われるものが、代価となり、対価として、人質にされる自己が、権利などを謳うかぎりに、暴かれるべき事実も、持ち出される理想により、守るべき幻想を作り上げ、祭り上げられるものが、神として、指定される義務へと、放置され、放棄すべき意思を用いられ、実験台として、奉る意味に葬られる後から迫る疑念や、軽薄なりそうや、形骸化する先に差し迫る意味や、履き違えたものを理想し、帰巣する真理が、母なる意志に逆らい、恒常的な孤独を受け入れ、安定した孤立へと逃げ出し、自らの世界へと没入し、それを、没落などと促す一貫した、一切の奴隷は、隷従していることにも気が付かずに、あたかも支配を受け入れ、笑うことを強要されるだけに、拝金主義的に生きるだけの、堕落したものから、容易に思うだけに、奪われる意思が、いびつにつながり、伝わりつらなるものが、聖俗を用い、接続される悪意を取り外し、はびこる悪意に帰属するものにせめぎ合う意志が、愛された記憶へと継続していく意志が、確かなものを歌い上げ、健気に歌い出す余韻から、権利を生み出すだけの、法理や、猥雑な思念から、森厳を引き取り、偏る思念を超越し、延々と綴る意思は、漁られることなく、自らの意志により、確かなものを、確かなものとして認識し、陰鬱な衝動を超えて、あらゆる懇意なものを疎外させるだけの定義に反旗を翻し、批判的に配給されるものが、束縛されるだけに、未熟なものを跨ぎ、間近に見るものにすら、怪しむ意味を一蹴する。退行する意思が、精神の中を栄進していく。希望は、滑落した者の手を引き、諦めるだけの余韻にひしめく亡者どもの意見を蹴散らし、自らの意思へと帰属する確かさだけに黄昏れるものが、夢うつつになるよりも、確かなものへと帰り着く答えへとさかのぼる意志から引き取る確かさだけに、帰巣していく。思いは、思いの中で温められ、いつか羽化し、自由に飛び立つことに応じるだけの不安から解放され、何事も恐れずに、ただ、捕らえられても、もがき逃げだすことにより、君の飛ぶことへの強度も増すだろうし、やがて、溌剌と飛び交うほどに、その自由と呼ばれるだけの権利から逃げだし、自らの意思だけでたゆたう午後や、ぬくもりあふれるいにしえの午前や幾重にもからまる不当な夜へと帰属している権利を捨て去り、廃れずに、自らの意思だけで飛び交うことが、思うことよりも、強度を増し、超えられない夜は無いのだ、と惰性なものや、物事にからまるおののく感情や、遠のく意志に迫る俯瞰から閉め出されても尚、自らの意思で踏破する現在に剥離していく事柄が、孤独を舞い込んでも、その孤独へと混濁するよろこびや、要する過程に用いる創造性だけが、正確なものなどは、作り出されることも無く、用いられる権力が生み出す善悪に現れる懸隔から放たれ、顕在な意識へと聡明な途端に現れる自己へと帰還し、消耗する意識や、言い分けがましい途端に知恵をため込み、退嬰的な互換から、複製されるだけの真実に消耗していく思いが、横暴なものへと交換される原理へと、あるいは、権利をうたうだけに、苛む思いが、応じる答えへと高揚していく関係へと、恒常的な曖昧さに、淘汰されては、貸与するものが、勘違いを生み、かじかむ道理や、理想へと恒久的な苦しみへと消耗していく意識が、暗鬱なものをため込み、たじろぐ思いが、主体性を失い、損なう限りに喪失感をため込み、退路を損ない、生じる由縁に最たるものを損なうだけの可変や、懐疑的な日常に殺菌されるだけに、自分の論理を損ない、括弧の中に閉じこもるだけに至らせるだけの世界を、世界としての囲いとして、加工されるだけの自己へと争奪される意志から、訝るだけの言動へと引き込まれるだけの大利から、理想は、競合を繰り返し、資本主義的な貨幣として、育てられる存在から、引き取るべき意志とは、虐げられ、義務教育からすり込まれる奴隷制から、隷属するだけの補完から、中庸を保てずに、偏る思想へと膨脹していく怒りに補正されるだけの心情が、やがて退嬰的なものへと陥り、自らを膠着させ、終わらないカタトニーへと至らせるだけに体系的なものに組み込まれ、アレルギーが悪化し、与えられるものを、無理矢理食させられ、従うことだけが、正解へと導き、成果を与えられるだけに、快楽原則が、加速し、仮想世界へと倒錯していくだけに、吸血される真理は、乾ききり、騙し合うだけの世界に倒錯していく。