昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

飢渇

文化的な焦土と、人間的な強度、仰々しい真実を崇め奉る宇宙人のような人々の藻屑、具現化されるものに監視され、生きていることすら禁止されるような分かれ目、制限ばかりの機能から逸脱して、誰もが人間性を取り戻すための利己的な戦争から命からがら逃れ、誰の侵攻をも許さず、かかげられた原理や権利が還元する理由を刷り込まれる前に、人間と名付けられ、健気にレッテルを受け入れ、慧眼を破棄し、何も見ないことを強制され、読み書き覚えたことだけを、真実のように語るだけの、機械的な教師が謳う滅びのメロディや、ホロコーストや、香水の甘い香りなんかが、艱難辛苦に呼び覚ます間に、すべてのアイロニーに寄りかかり、治らぬ感染症により、より良い価値すらウイルスに冒され、感冒症状に慢性的で卑劣な侵攻が、次なる進化をとどめたり、誰かが誰かの足を引っ張ったり、逼迫したり一発当てたりしながら、しなびた感情ががんじからめになり、彼女に借りたラメを退屈な世界にふりかけながら、振り返ることはしないで、過去とは今に追いつくことがないから、そこに置いていくわけであるし、振り返っても、そこで降りかかる火の粉になったり、悲劇になったり、似合わぬものを担ったり、似通ったりするほどに陥る同族嫌悪にいたったり、いたらぬからこそ、何度でも良くなりたい、と願ったりするほどに、すがったり依存したりしながら、支配的なものが迫り、退屈な理想は体系化したり、経過するほどに迎合されたり、限界を生み出し、他者を踏み台にし、借金なんか踏み倒し、俯瞰に現れる窮屈な理想により磔にされている自らに付属する理由により侵食され、瞬く間に濁る隙間に現れる心情を浄化させるための神が囁く言葉により、脳内は麻痺し、毎日に迫る理想などは、所詮は求めることだけに重きを置き、趣を損ない、そこで怖気付くだけにいたるような、すべての侵略や抑圧から解き放たれ、自分などは、誰かに作られたものなど、と諦めないようにする。