昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

浮遊

足早に消え去る12月の月、黄ばんだ信仰心と、有する罪に埋もれた街、現時点を推敲して、時代的な井蛙さを飛び越えて、ゲノムや拡散や、クラックや衝動性やら、動詞やタンパク質や、空白や予感、がらんどうな身体、動機は絶えず複製され、タオイズムや無感情やら、道化や追憶などなどが、俯瞰をなぞり、恐怖を羽化させるための温もりを携え、円滑に進むためにも、大義なんかをメモリーに上書きしたり、たよりない保身をかかげ、正義により制限された君たちの虚空、あらゆる表現の類似品や、貧相な影や形、猜疑心やら、最たる意味をひけらかし、偶像に飛び移る蚤のような輩、将来を水墨画で残し、静謐な空間に潜む三原則や、元素記号アメリカ、対立を加える世界的な動機を焚き付け、退廃的な濾過を続ける超巨大な濾過紙に詰め込まれたミニマルな人類、理想郷を建築するために、集められた強制労働のための奴隷たち、どこまでも差があるようで、よく見れば、どれも似たような時間に補完され、似通った空間に放置され、かまける時代に取り残された君たちが露見するものなどにより、すり替えられたり、ただ、退屈を消費するだけの、商品的な輩が謳う事実との乖離、哲学的な胸骨を開き、奪い取られた心臓、増幅する恋との距離や、人格的な境界を破綻に追いやるための家族崩壊、交換される悪意の最中、改題された鍵を携え、カーキ色の河川を抜け、定期的な気だるさを巻き込むライダースを着込んで、恫喝されるだけの、破壊的な主義により、実像とは、膨れ上がり、途端にゼリー状になり、そこかしこで潰れては、のさばり、能動的なようで、所詮は、神に君は決められた道しか進めないのだ、と、啜り泣く君と、鏡の割れた鏡台、誇張されたものなとは、所詮は、君を言いなりにすべく、嘘ついたり、ばら撒いたりしながら、毎日は、時間に追われ、時間に押し潰されたりしながら、足りない意味を補填したり、罪を消費したりしては、妨げられても尚、白々しく生きる強さのようなもの。