2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
履き違えた征服欲で喉が乾く。画期的な正論などが打ち出す正義と添い寝するコマーシャリズムに、惰性なメディアが打ち出す空疎な呪文、後それと、貧するだけの価値を刷り込み、擦り寄る影に飲まれていく革命の子たちは、権威を打ち砕くために、すべてを犠牲…
すべては前触れもなくやってきて、無残に引き裂いて、感じるよりも早く通り過ぎて、辺りは立体のようで、すべては幻想で、理解するよりも早く、一切に溶け込んで行くし、行く手を阻んだり、はびこる悪意に攻め入られたりしたり、いらだつままに、配されるも…
蒸し暑く気だるい初夏を超えて、曙光すら現れないと、梅雨空に嘆きをかける君の初動により、世界は技術的なものの進歩をめざすことを知らない君は、依然として悲観的であるし、泣き叫ぶ秋や冬に抵抗することに恐れをなしているから、流されるままに、受け取…
窮乏する君を救うのは不可能であるからして、支配されているだけに満たない君が、立証し孕むもののどれもが、意思の奴隷であるし、そのどれもが、誰かから借りた意識であるし、灌漑される雨や、感覚を愚鈍にさせるものに反し、関するあいだに通わす愛が、健…
すべては大差もなく、与えられたままに退屈な朝を迎えて、得たものをそのまま食して、排斥されるだけの欲望のカタストロフを重ねて、快楽を迎えるほどに、完全に破壊し尽くされ、苛まれる記憶から、枢要なものなどほとんどなくなり、どんどんと追い込まれて…
大切なもんなんて、そんなにあらへんし、なんか気にしたって、勝手なままやし、ままならんもんは、間に合うものばかりで、端的に言ってとか、そんな簡単な処理では終わられへんし、へんてこな世界やなって、なよなよしてるんもちゃうし、違いを求めたって、…
流動する真実にからまる未熟な君の実像を破壊するような萎縮。均等なものなどは、存在しないからと、惰性な血を求める世界の欠如に、結実する物語に統合される詩的な模造品たち。断末魔が嬲る青春の加工。思い出とは、思い出す途端にその場で死滅するのであ…
枯葉のベッドに眠る毛虫。肩をころがるダンゴムシや、ガイダンスに従わない私が順序を破綻に追いやり、羽音が巡回して、酩酊している隙間に入り込む色彩がゆたかだねと、笑う君のふっくらとした頬が赤らみ、ゆがんだ世界でがんじがらめになる君の面影にゆら…
ときめきも死んで、君は頼りなく逸脱し、はびこる悪意なんかに飲み込まれ、閉鎖的な所以にからまる恒久的で、アンニュイな波形に経過していく思いが憎しみをたずさえ、延々と想起していくものに引き摺られ、悲観的な思いを忘我に重ね、かさばる宇宙とシンク…
幼稚な化粧を終え、蛇みたいな目で音程の奥底をながめる。ふわふわした感覚は、不安感を消費するという愚かさに絶えず襲われ、固定観念に支配される痕跡や、流浪し続ける私の純粋な理性や、抵抗するほどに恍惚としていく意識は、形式的なものを破棄し、破壊…
誰とか人種とかも関係あらへんし、分け隔てるもんは不必要やし、不潔やから、飛び立ちます私って、眺る世界のマスゲームや、ゲノムや、芸術的な貧寒や、悲観的な抵抗性をふくんだ帝国の出現やら、約束や、紙切れなんかが飛び交う不健康そうな幸福が絶えず謳…
バビロンのバナーが祝福している。目の前には、いつわりなどはなく、どれもが認識すれば真実に変わり、若いだけに儀式的なものにおちいり、横溢する憎しみから逸脱できずに、誰かが煽る罪を、自分のもののように育てているよりも、空の信奉者として、夏を愛…