昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

怪物たちの集会

滅びた後の顔、紫陽花がほうむる朝と吐血、昼下がりの音が木霊し、孤独感などを打ち消して、支配されるだけの余韻からインタラクティブになる住まいや、進化の過程なんかを用いて、今に起算される気配や、軽薄な日々に迫害されて、散漫な意識が伝う有形なも…

状況

無様なままに 仰ぐ空と同化し、 どうにかなってしまった 世界などは、 世界などと 名付けられたが故に、 今を駆逐するためだけの、 理由を、 ためらいもなく吐き出し、 今を埋めるための欲により、 自らをも抑圧する。

変身

ディストーションがかかったような 鳥の鳴き声の真似事を続ける カラスたちの祝福。 ちぐはぐになった精神は、 何かを担うということに病むよりも、 ここで何かを辞めることにより、 うやむやになっていく思いをまとめ、 毎日との惜別を終え、 愛惜に苦しむ…

善悪に貧する君

前後左右は気ままに 君を支配し、 短絡的な動機に巻き込まれ、 孤独は進化を恐れ、 未熟な芝居を続けては、 つたない命は、 同化を続けては、 裁かれるための罪を用意し、 安易な考えにより 徘徊する不安が、 洪水のように襲いかかり、 かけがえのない自分と…

ハーモニー

こうやって、おまえを抱いて、なにかが過ぎ去るのを待って、去りゆくものは、去りゆくままに葬って、なにかを孕んで、また咲いたり枯れたりしながら、儚くつむぐ瞬間は、果てしないようで、それはすごく短くて、自覚した頃には通り過ぎて、遠くでなびく言葉…

蝉蛻

孤独な夜に浸食してくる汚い闇の形状を追いかける君の脳内で、洪水のように自堕落な言葉が垂れ流れるころ、どこかの普遍的で閉鎖的な核家族的なテクノがうなだれるような惜別と蝉蛻すべき過去との対立を終えるためのベクトルをうながすような、孤独こそが、…

意思の背中

機械的な猫や、 機関的な犬が カタルシスにいたるような、 文明の終わり、 もだえる時代に 肥大する夜中や、 森羅万象を司る余韻や、 フラクタルな季節に 記号化された母たちが 吸収する暗闇や、 幾重にもからまる空間は、 絶えず空腹であるからして、 空腹…

ぶち上げる

どこでなにしてるかも知らんし、 風も強いし、 わけわからんままに、 へだてるだけの、 惰性な考えに抑圧される前に、 よくある日々を過ごすよりも、 鋭く散るのです。

途端

君は夜に敗退して、記憶の奥底で圧縮され、思い出を小さくする。断続する刹那に馳せる思いは、ずっとずれて、少しづつ分散して、廃れたり疲れたりしながら、しなびた思いや、固執する所以や、有する意味に押し付けられるだけのものが、打算的に生み出すもの…

たちまちは過ちの住処

生きてる意味なんかいらんもんやし、求めても仕方ないから、進化を求め、価値を破棄し、形を変えれば、盗むことすら正当化され、精神性や、制限をも破壊し、短絡的な悪意が搾取するジレンマや、戸惑いを絶えず生み出し、たゆたう瞬間は、リアリズムは瓦解し…

惰性な正義

我々はすかさず、 誰かから何かを盗み、 正しいこともなく、 正しくあろうとすらせずに、 何かをあざむき、 背きながらも、 平然として生きる。

愛すると関する

完全性を求めるよりも高く儚く、退廃的な夜に互い違いになり、担うことも放棄し、大きく小さくなりながら、似通うだけの日々の中にも、創造的なものが宿り、手当たり次第に忙しく振る舞うよりも、何もせずに受け取るものを、ひたすらに愛する。

安寧

やりたくないことはやらないし、さえぎられたら反発するし、裏切られることもないし、裏切られたと思うこともないし、言葉もいらないし、必要とすることもない、ただ淡々と行き過ぎる時を追うこともしないし、答えを急いだりもしない、無い物ねだりな奴ばっ…

究極の夏

広告と結婚させられるような我々にむしばむ闇の幼稚さにすら騙されぬように、偏った幼稚な思想に、姿勢を崩されぬように、強固な意志がつむぐ、清々しい空。

空間の中

超自然的な会話を続け、善政なども願わずに、誰が統治して、誰が気配を隠し、君の豊かさを狙うために、寝込みを襲おうと迫る卑屈な理屈により、この世界は薄ら笑いや、嘘笑いを繰り返す。

相似

まどろむ風景をろ過する どかされた意思は どこか不安定なままに 人形みたいな 自己を傍観しながら 合わさらないこころを 言葉のままに晒す。

若いままの君

歳をとった君を 見てみたかったし、 勝手な思いを、 夜空にぶつけ、 瞬く間に思いはひろがり、 羽ばたく思いは、 すべてをつなぎ、 いつか居た君の姿を、 今見ているかのように、 あたかもその場で、 そのままの君を 見ているかのようで。

刷新される世界と新作の夜空

ティーンエイジャーは全員、電子機器なのであり、ナノテクノロジーの機械兵であり、ロボトミーの連中が吐き出すエクトプラズムや、蝋燭の火すら、混沌をうながす呪文のように思えるとうながす君の精神世界に生まれる新たなセクトや、空間に依存するだけの僕…

りんごの味

アルマジロのアナロジー、 攪拌される路地裏で 輝く虫けらの味や、 導かれる思いから離反し、 はびこる愛とは、 意味を磔にするために、 絶えず生贄を見つけているらしい。

省エネなエモーショナル

ボブマーリーなみに、 ネガティヴよ、 出て行けって叫んで、 いけ好かない夜を蹴散らし、 貪婪なままに、 静寂で涼む、 豊かな午後。

間際

君を革命できたんやろか? わしももーもたんやろし、 君が継続してくれたら さいわいではあるが、 所詮はなもなき日々も、 もらいもののように、 殺風景な毎日を 刹那的に継続してきたが故、 凍てつく日々を消化することもできずに、 腹減って地に額をこする…

リセット

愛とはゆがむほどに、 まぼろしを 抱きしめてるのであり、 あたかも愛しているかのように 感じても、 肝心の愛は、 どこにもなくて、 たしかに感じた愛も、 いつかのまぼろしである。

理性を捨てた愛だから

ドラスティックな過去と一貫性を喪失したドラマの谷間、怠慢な季節を堪能するロジカルな詩と、レジスタンスの血と、類似品の若者の蒸れた香り、被害者意識を吸い取る蚊や、火傷した心を手当てする最後の医師である私は、垂涎するだけの汚物たる君がリロード…

愛する故の屈辱

血だらけになって、 寂しい言うて、 泣き叫ぶ風に 互換される、 愛に似たような 形式によって、 僕らは古くなる。 ただただ古くなって、 新しい何かに変わることもなく、 それは平然として、 今を隔てるだけの、 幻や物質や物体にすら 変わらずに、 ただ利己…

蘇生

誰もが理を捨てて、 言葉すらも不必要で、 ひっくり返す瞬間に、 ひきつけられ、 延々と同じ歩幅で、 同じような顔をして、 感覚だけで突き進む。

眼先のこと

おまえと眺る空は、 いつも近くにいて、 おまえと眺めていた空は、 いちばん遠くにいて、 半熟の日々もうとましく、 厭わしい現実を、 不確かに商品化するだけの、 傲慢な奴らの道具として、 シニカルな現実を憎悪している。

淘汰の歌

我関せずと未完成な夜を清貧に寄せ集め、価値に砕かれる前に、隈なく愛するべく、永遠を敷衍させるよりも、延々と愛するための方法論などに攻め入られる前に、いらだちを仄かに吐き出すだけの、動物的な伴侶が謳う意味に弛むよりも、たよりなくも、互いを愛…

利己的な夏

ともだちたちは、 夕べに溶けて、 ワクワクと浮かんでは、 サラダに沈む昨日や、 百貨店でひずむ 優美な瞬間などに、 おどけている。

果敢

刹那に続くかゆみみたいな恋、短絡的な足指の奇跡的な能動性、伝達していく思いが募らせる枢要な交換、軽薄な街で色素を失い、透明人間として生きる君が制圧され、井蛙な人々の墓を荒らす姿を傍観し、膨張する宇宙の中で、なぜにもこんな退屈や困難などを自…

昇華

もっともっと、 もっとも早く老けて、 泥のように死ぬのだ。 もっともっと、 もっとも早く起きて、 瞬間に沈むのだ。