昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

開幕

山ほどの愛で解放する隘路、何かを利用して、輝く正義、犠牲となった義体たちが転がる廃屋、くたびれた山から流れてくる溶岩や、惰性で導かれていく思い出の山脈、鼻腔の中でのドップラー効果や、退廃的なモジュールに突き刺さっているUSB、紊乱な羊膜を突き…

繁栄

心が満たされているから、富が溢れてる。瞳からこぼれ落ちた過去も朧げで、健気なほどに衝突する懐かしい悩み、夕焼けに消え去る彼女の記憶、着膨れした空間から落ちた衝撃、群青色と夏、トナカイの折れた角、急降下していく意識、途端に毀れた関係、強迫的…

現れ

凡庸な価値を謳う奴隷たちの論争、たちまちは、司る意味が、円やドルに変わるから、理屈な未だに卑屈なままであるし、用いられる理由が、人を裏切るところを、何度も見てきたし、幾ばくかの可能性も、即座に消え去って、幼稚なギミックの中での、歯車やシス…

鼓動

終わりしか語らぬ者の言葉に耳を貸さず、何かを始めようとしている者には、力を貸し、存在の軽さと儚さの間で、軽視される生きるという行為に重点を置き、充当される真理や真偽の間で、体たらくな理由を吐き出す民意から、即座に解放され、ささやかな道理が…

敏感

散々な結末を屠る闇、遠退く悩み事や、そこかしこで交換されるだけの愛、たちまちに迫る動機が、自覚する前の確かな精神に繋がれて、基礎を謳うだけの動機の奴隷として、蓄積する可能性を捕食するストーカーたちの群れ、寄贈された真理を突き破る角を用いて…

夜明け

自分たちこそが、正義だと思っている連中には、何を言っても聞かないし、自分たちが、正しいと思う間は、何が正しいかなんてのは、理解もできずに、正しさからは、乖離していくし、何の理解にも至らずに、押し付けられた正しさは、やがて、自らを蝕み、抑え…

底なし沼

茫漠たる可能性の、そのまた先、崇高な余韻を泳ぐ魚たち、あらがうほどに増えていく傷だけが、友達である、と、促す子供たちが促すアイロニー、ぼんやりとした幸せを噛み締める君の願い事、さすらう意識が浄化され、寂しい結末に補填される流動的な結末、数…

悔悟

泣き虫な鳥や、遺伝子改造された犬、亜空間から来る友達や、永遠というビジョンを焼き尽くした恋の跡、前頭葉を走る虫や、理論上の敗北、屈折した闇や空間的な感度、捏造されるだけの、主義や実存、果てしないだけの欲による悔悟、はしたないだけの帰路や、…

まやかし

退屈な結末にマニュキアを塗る少女、朴訥な主観から現れた炭酸のような初夏、初々しい語感に接続されていく精神と、ハイテクな呪詛を垂れ流すレジスタンス、怜悧な瞬間に飛来する鳥、空が綺麗だとか、それぐらいの言葉が胸に刺さって抜けない、と、嘆く彼女…

誤り

発明家を断罪するだけの、この国、生えた感情を把握できないことが、何より恐怖に感じてしまう人々の蒸れた匂い、連動する意識に擦り寄る価値から超越し、厭世観を飛び越えて、日常に愛をさずけ、健気に同化する君たちに擦り寄る気配、期待感は、安易な欠如…

補完される真理の類似品

傲岸不遜な君の言葉、覆い尽くす退屈な原理に束縛される可能世界の牢獄、吸収され続けるだけの現象に孤独感を加速させながら、内外に果てる予感やら、分裂していく焦燥感が拡大解釈を続け、同化していく結末も間違いを改めないし、あらがうほどに食い込む爪…

雑念

直接的な言葉が、君を責め立てる間に迫る欺瞞やら、不満足などなどが、絶えず波及して、この世界を生き辛くさせるし、あらがうほどに食い込む自らの爪により、傷付いた二の腕、孕んだ悪意がランダムに、この地上を燃やし尽くす合間に、怠惰な化粧を終えた君…

夏の気配

恒常的な夏の余韻、印象的な悔悟を拾い集める月日、明晰な観点から打ち出す理論から溢れる雨がやがて、川に変わるまでの軌跡を追いかけ、冷静な判断でふやけた指先を眺めながら、擬態化する思念や、証拠も残さずに消えた恋人たちや、約束を突き破る観念や、…

清潔

凡庸な天使がさすらう結末、荘厳なカーテンがゆらぐ、豪華なだけな部屋、想念から抽出されたジュースを飲みながら、長らくの価値などは、所詮は、今を引き延ばすためだけの、杜撰な価値であるのにも関わらず、その価値を崇め奉る人々の死んだ魚のような目、…

寛解

ずっと大雨の中を孤独に歩いている。答えるのは、対価と少しの快感だけであるし、歩くほどに痛む足と焦燥感、衝動は、依然として正解なんかを謳い、君の意思を締め付け、戒律の返り血を浴び、律儀な空間のふくよかさや、雷に打たれた商業ビル群、くたびれた…

事実

実体が膜に包まれる原野、破り捨てた教科書が自由に燃やされている巨悪の権化たちの墓、思い出のそばかす、分裂していく過去、枯渇するコア、悪魔的な悟性を重ね合わせたシフォンケーキ、演繹を繰り返した先に現れた父権的な神、現時点から加速していく動機…

歓喜の渦

夏に飲む炭酸みたいな歌声、孕んだ言葉がランダムに降り注ぐ朝、色褪せるだけの瞬間に許容されるものや、朦朧とする意識に高揚しあり、補完されるものが、慣性を破壊し、忽然と消え去った高揚感を蝕む毒素、聖骸布に包まれた希望をカスタムして走り去るバイ…

麻痺

悪いことするのは簡単だけど、抜け出すのが大変だし、なんの達成感もない、はした金で癒す日々は、居心地も悪いし、味気ない。どれもこれもが奴隷で、ドレスコードを突き破るほどの怒りが補填する意味や罪を超越し、淡々と火や水と遊び、土臭い日常を愛して…

作用

あなただけが居たって、何れかは、いっしょに居ても、ずっと孤独で、ぬぐいされない孤独が、今を締め付け、身動きをとられなくする。悲しみから憎しみが発信されて、夏に熟れた八朔を頬張る君、季節的な覚醒により、怠惰な交わりを続け、倦怠感がひしめく曖…

散漫

鈍感であること、動きすぎないこと、ことごとくに散りばめられた、当たり前の激情の住処、寛容な世界から横溢する愛、横隔膜に張り付く寄生虫や、旋回する意識にからまる起源、静謐な予感から加速していく動機や、あらゆる結末と擬似的な君たちの週末、深層…

荘厳な愛

身に余るほどの幸福と、コントロール不可能な今、蝕む昨日と、強固な明日、超然とした反社会性、反復する狂気と普遍性、生活感に囚われた感情から切り離されたエゴ、傲岸不遜な連中が示す差異、浅薄な連中が引き出す資産や、損得勘定で思案する奴らがすり替…

唱導

おんなじ顔をしたカーブを抜けて、切り取られた過ちを復元するAIたちや、立場を使い、君を抑圧する権力、数多の失敗による血、チグハグな昨日を愛撫する巨大な手、諦観を運ぶ戦闘機や、抑止力としてのプロパガンダ、眼前に転がる形あった日々、悲観的な奴ら…

書き換える

拝金主義者たちが蠢く都会の憎悪、本質を濁す動機が錯乱し、普遍性を謳う正義を突き抜け、自己に帰還する間に、可視化する道理が見窄らしく絡まり、関わるほどに不潔になってしまう末端、能動的な言葉が降り注ぐ動機、希望すらも潰える値やら、生活感、勘違…

陽気

新たに根差したものが、根腐りを起こす間に、曖昧なサインや差異は、消え去り、残ったものといえば、わずらわしいものや、当たり前だとか、という幻想に囚われている自分自身だという結合の果てには、具に現れたものが、今を徒に消費し、確かなものすら途端…

快楽

死して尚、飛び交う感情、退廃的な童謡が流れる帰り道、輪廻転生とは、この姑息で、細長いだけの道みたいだね、と、笑う君の背中から拡散される気配、背景はクラックされ、理想郷を孕んだ聖母が、コンピュータウィルスに侵されていくまでの間、人類の末路と…

褐色

生きて横たわるほどに、貫通する生、生きているとは、愚かさを素数に変え、数字を神として崇めるのだ、と、惰性で導かれた信者たちが迫る追憶の彼方での日曜日、紊乱な衝動から生まれた軌跡、手にした途端離れていくものばかりだし、この、借り物の物語に織…

ざわめき

受け入れれば、誰もが愛の配下であり、理論すらも打ち砕くハンマーを用いて、数万年続く半減期の後、刺激的なクッキーを食べたスーパーコンピュータが加速する大聖堂の中、願い事も届かぬ廃線、懐疑的でロジカルな犬、無数の価値が家畜化し、紊乱な衝動が掻…

解除

分裂を繰り返す下品な言葉、風化していく予感やら、衰亡していくだけの日常の背景、重要なものの殆どが破裂してしまった後、即座に補完される凡庸な価値により、麻痺してしまった精神の末端、介護を泳ぐ魚、境目すら真っ赤である、と、カタルシスに至る詩人…

枢軸

生きるのも、死ぬのも嫌だ、と、泣き叫んでいる子供たち、幼い記憶をまさぐる母の手、ちゃんと生きるとは、なんだろう?と、俯く君、確かなものすら、曖昧になってしまう曖昧な今、混沌としていく魂胆やら、確執を生み出すだけの執着、君の願い事により、昏…

包括

しなやかな指先から生まれた世界、ゲーテの記憶を漁る家庭的な煙突、君とあらがう全ての装置たる君以外の全ての亡き後、無により脱色した黒髪の忘我、補完されるべき今の一切の喪失なんてものは、大したことなくて、全ては、上書き消去されるものなんだよ、…