昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

無限の夏

この生き方はどこをとってもクソみたいだ、とおめでたい奴らがカタルシスに至るための戯言や独り言が一人歩きし、悲観的になるだけの猿の王たる私が手繰り寄せる未来もすぐさま嫌いになるだろうし、塗り替えても次々と壁や道に唾吐くだけの、つまはじきにさ…

抑制されないもの

抑圧は死を間引きする。誰かがうながす正しさなどに一切服従することなど決してなく、私は私の死だけを認識し、生に昇華させ、枷を外し、自らの希望だけで今を超克する。何事にも屈さず、自らをとがめずに、ひたすらに逸脱し、誰かの意見など、聞いてもやる…

寒そうな肌

標準的な世界の終わりがささやかな幸せをも駆逐する。悪夢に苦しむ私の疎外感なんてものが、今を支配するだけの退屈な互換性が感性を奪うような退屈な論理が帰巣する曖昧な日々に付着する相違や同意とすれ違い、つたない一生が補完するものにより保守的にな…

君の鼓動

みんな忙しいから君のこともすぐ忘れてしまうだろうし、日々追われるように情報過多になり、大切なものすら見失う。希望だけが茫洋たる思いを編み込み、強靭な思いが批判的なコードを解く。チクチクと痛むグノーシス主義的な主観が枢要なものを謳うような転…

カタルシスに至る君

誰もが語る過去も無くなり荒んで行く。あらがうほどに増えてゆく痛みを抱えながら、あるいは抱え込ませられながら、ひたすらに進む道は険しいだけであるし、あらがえばあらがうほどに悲しみや苦しみは増して行く、と語る普遍的な生活の清潔が売る犠牲的な正…

あまりある日

自らの正義を過信するがあまりに起こる争いが充填し続ける憎悪、目的すらも忘れ、携える意味に磔になる君、理不尽な日々にすがるよりも、するどく何かを突き刺すような衝動が旋律を奏で、激戦区から逃れ、鉄の雨から身を守り、倫理観すら潰えた未完成の愛が…

食い込む夏

堕落するフラクタルなガラクタ、フラグを落としたあたりから、お家は攪拌されて、帰る家をなくしたあたりから、ルーツやルールは潰え、自らの位置から放たれて、悪意を敷衍させるバビロンを打倒し、たちまちに現れる正義こそ、犠牲的なものを製造しては、今…

ささやかな愛

みんな過去に取り憑かれているばかりで、どれが事実かすらも理解できずに居て、過去にすがるだけの日々は、何かに掴まることでしか、この命は継続できないのだ、と惰性にみちびかれる日々の忌々しさを示唆しては、散漫な意識に囚われ、途端にせまる苦しみの…

暫定的な夏

思い出のない日記の中、満足を求めるばかりで、一向にやってこない満足を追いかけるだけの人々の無表情な顔の荘厳さ、相互するほどに険悪になってしまう私たちの陰りから生まれる毒虫たちが飛び回る夏の街灯、夜に生まれる真理ほど、勘違いが多いものはなく…

無数の余韻

数学的な夜道を歩き、隠語に託された所以を消費してゆく帰り道、行き過ぎたものが憐れみなんかを隠し、拡散されるだけの文字が言葉として一人歩きして、悲観的な歴史をむさぼるレジスタンスたちが、多幸感に至るまでの歴史的な快楽を素数かなんかに変え、工…

まどろむ夏

真理を捕食する夢、老子が歩くゆったりとした気圧を保つ夜更け、近景にゆらぐ羽虫の身体、いくら終わりだなって告げても、この瞬間は終わるだけで、ほとんどは永続し、同じことを同じように繰り返してゆき、ゆくゆくはゆっくりと消え去るだけであり、そこで…

行く末

神さまはおざなりな夢の中で整合するものだけを、求めるのである、と倦怠感を格納するための容器たる身体を拡散させては、ネットワークの中を徘徊するオオカミたる私、人工的な観念を頬張るネットワークの中での住人が捕食する常套句のような情報がうとまし…

凡庸な日曜日

銃口を咥える紫色した顔、金色のカーテンがゆらぎ、点線をむすび、空間を形成しては、あいまいで名ばかりの愛に憚るよりも、何かに疎んじ、自らを貶めるようなコードが降り注ぎ、何かを修羅に変えるような歪んだギターの音がリフレインする円周の先では、自…

黄泉の散歩道

今ここにある、かけがえのない今ここも、過ぎてしまったら、真実であることすら失われる。今感じる、その美しい瞬間も、今を包み込む確かな愛も、過ぎてしまったら、そこであった感覚や感情とは、確かさを失い、意思に足かせをはめ、身動きを取られなくし、…

傲岸不遜

正解すら持たぬし、モラルも要らぬ、ただ有する価値などは、誰かや何かを強請るためのものであるし、あらゆる偏見や差別の中で忿怒するだけに至るような憤懣を瀰漫させ、不満足に至らせる、と語れば語るほどにかたよりは生まれ、今に膠着し、過去を引きずり…

その全て

愛とは分かり得ぬものであり、分かり合うなどは、到底無理な異物である、と退廃的な互換を続ける彼女が虐げられる先々で、健気に位置付けられた場所に居続けるほどに、自らから乖離して、自らの深淵に触れ、その深淵で侵食してくる外からの情報に心奪われる…

燃ゆる月

儀式的な世界が謳う御涙頂戴なもの、時代とそこで呼ばれる時代に左右されるだけの物事と人々の最中、マスクで蒸れた鼻に吹出物がひとつ寂しげに咲いておる。生きるために必要なもののどれもが、宣伝的に付きまとうから五月蝿いのだ、とミニマリズムに震えて…

海馬にこびり付く味

Hey Judeが嬲る十代、記憶の彼方でフレキシブルな反応を下す海馬がリバイバルする瞬間は映画を見ているようだ、と傍観する記憶の中では、自分とは、他者のように感じられ、記憶と時間との差異は埋まらず、自らの中で空白を生み出し、自らを迫害するような排…

きっとうまくいく

犬や猫派草木とたわむれて、それだけのことやがなって、おだやかに時をなでる、ただそれだけのことが継続されて、芽生えるものを愛でて、日々はいつも目出度いもんやなって、無くしたもんなんか、またすぐに手に入ったり失ったりするだけやから、勝手気まま…

作られた獲物

作られた恋人たち、モデルルームの中でいちばんの作り物たち、感覚は麻痺して、貧相な理由に瞬きながら、感性は沈没して、意識は悲鳴をあげる。金とは血にまみれている、という左翼的な記号から逃げ回り、思想なんてものは退屈なものに囲われ、自分を見失わ…

素敵な始まり

ルサンチマンが生む死の連鎖、ザラつく旅、君から見れば、私などは些細な通り道であり、別れしまえば、単なる思い出になるか、はたまた思い出にすら残らないだけの些細なこと。なぜ、ただ高いからって凄いのだろう?ということすら考えないでいられるのが不…

長い眠り

誰もいなくなった後、ぬかるんだ道で躓く伴侶、保たれるものもなく、損なわれるだけの運命に跪いて、失われるだけの日々でうとましくかかわる事実、時系列もうやむやにして、レトリックを食べ尽くしてくつろぐリビング、豪華な悩みに、傲岸不遜な君、即座に…

立ち向かう

幼い君の衝動性が世界を濁らせる前に、前衛的な情愛に基づいたエゴが迎合する正しさに支配される前に、近影を辿り、老化するだけの季節を綺麗に縁取り、朗々と歌う今をむさぼるだけのタナトスが、死以上のものを捕食したいらしく、らしくないものを強要する…

崩壊

よどんだ今朝、他愛ない結末にたおやかに迫る季節の折り込み、アンニュイと想起させる面影が羽ばたき、配される愛から離反し、はびこる悪意が降り注ぐ憂鬱な悪路、堅牢な意思と倦怠感、もうすでに監視し合っているのに圧迫される後先に後腐れある物事たちに…

ごまかしはいらぬ

織り込まれていく先々で対立を続ける自己が利己的に迫り、価値観などを押し付け、今に制限を与える。立場などを保ち守るためだけに現れるためらいにより、普遍性とはおびやかされ、おびえるあまりに、与えられたものでしか測れぬような生き方にそぐうほどに…

カタルシスに至る宇宙

放置された子供たちの孤独を収容する暗いだけの穴、たちまちに吸い込まれてゆく大人たちの貪婪なだけの希望、存在の愚かさを抱え込んだ夏がカタルシスに至るために、古代から継承された祈りや願いが生み出した神を乗り越えて、自分に帰り着く先には管理され…

週末にからまる終わり

大渓谷の下にたまる動物たちの骨の上に鎮座するシャーマン、漫然とたゆたう今に、時間という概念は無く、ただ残酷に照らす太陽が作り上げた無間地獄のような荒野では、再生されるものは少なく、そこでくたばり続ける大小の動物たち、あらゆる弊害を生み出す…

口笛

私は毎日興奮しているし、幸も不幸もどちらもどうでもよいし、泣いたり笑ったり、退屈に跪いたり、すこしも我慢できない奴らをあざ笑うこともなく、大人しくも激しく、子供だとか、大人だとか、と妥当な意味を孕んだランダムな世界がけしかけるものなどに扇…

憂鬱を運ぶ電車

短絡的に応用されるための朝、ためらい塞ぎ込んだ電車、ゆれる車内で身を寄せ合う君との乖離、理解などに反し、孤独に募る行き先のない思いに波状してゆく世界からの逸脱。寒々とした裏切りにのたうちまわる君よ、夜風も歯がゆく刹那をつんざく所以に想起す…

荘厳な尺度

みんな短絡的に研鑽されて、多目的なものに飲み込まれて、確かさなんかを足枷にして、自らをがんじがらめになる。利用されるだけの人々が求める報い、快楽的な感染を加速させ、次々と増えて行く痛みが、かけがえのないものに思えるの、と病んだ君が加速し、…