昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歓喜の渦

真新しいものを欲しがるミリタリズムが徘徊する襤褸な春。破壊的な論理をたずさえた女たちが、男を殲滅するための婚姻。データ化された愛の配下としての、ネットワーク難民たちが徘徊する原野。束縛されるための私たちは製品化され、ラカン的な精神分析に総…

螺子

絶望なんかあらへんし、そこらへんにあるのは、ゆたかなものばっかりやし、比べるんもあれやから、繰り返し確かなものを調律して、綺麗な音色を奏でるんが弁証法やし、葬られるだけの、堕落した真理とかと、批判的なものをむしゃむしゃと食べても、腹の足し…

祝祭

運命などないから、私たちはあらがうのかと、加算される事実にもてあそばれ、てなすげられた先には悲劇が待ち受けていて、いたわれることもない君を癒すのは、君自身であり、積みを培養し、憎しみをふやすだけの君たちの理想や理屈を飛び越えて、あらゆる意…

つまる

やさしい朝にぼくらは駆逐された。記憶の中で霞む微々たる思い出に現れる憎悪みたいなものが、現実を健気に痛めつける。束縛されるほどにほくそ笑み、諦めるだけの人々の群れ、感情を喪失し、相違するほどに憎しみ合う同族嫌悪が、無垢なほどに簡単に世界を…

定めもなく彷徨う借り物の身体と、泡沫にまじわる君の言葉が反響する夕闇。未熟な夜が思考停止にいたらせると、いびつな真理が貧困化していくだけの道理が、親権を奪うために闘争する法の中での孤独な子供としての劣等感に、連動していくシステマチックな論…

あふれる

制限もなく歌う人々。立場を捨てて、たちまちに現れるものと対立し、対比しないで、現れたものを、現れるままに受け入れていくほどに、自らは強靭になる。枢要な孤独を食べる光につつまれ、研鑽されていく精神は、罪を誰かに転化させずに、持ち寄られた罪を…

遡及

集合する意識は花束のよう、有する価値を無下に変える季節を照らす幽遠、肥大化する気持ちは薄気味悪いから、こまかくカットして、進まない関係は簡単に消費され、乱立する連絡の雨にぬれ、はしたない記憶の枷を外し、だんだんと迫る幽霊みたいな記憶は破棄…

寝息

完璧な世界などありえず、迫る不安から逃れるために戦うようなあいまいな差異から、死をも遮り、機械化する余韻から放たれ、はびこる悪意がバビロンなどと謳うよりも、突き抜けて生きていくあたりからきらめいて、感動し続ける心が詩的に流れ、度重なる罪を…

無償の真理

まどろむ君との夕餉。無限や永遠なんて捨てて、時間の外に旅立った君の笑顔。散漫な景色を食い散らかす傲慢な人々の羽音。画面に食い込む君が見つめるもののほとんどは、いらないものであるし、そこで意識に枷を嵌めて、確かなものなんて見つからないのに、…

現存

どこにも罪はないのだからと、すべては涅槃に行き着くべきだと、死と自由は語る。人格者を気取った普遍的な制度や正義は、自らの法を盾にして、国家の維持や、社会の規律を重んじるべく、犠牲を孕みながら、憎しみを簡単に操作する。原理的な怒りが、悲観的…

超克し続ける

あてもなくさまようアナーキーな彼女が叫ぶ、アンチクライスト。暗号化された乳を探す乳児が泣く夜。因果律にゆらぐ枯れた木々。崩壊するために保たれる文明から離反し、半減期も数万年の汚染された大地を尻目に、小さなことで戦争に至る人々。初心なだけの…

ミミック

あいまいな毎日にかまけて、安易に消費する日々を疎ましく感じるような皮膚感や、暗澹とした君たちの悲劇的なものの実装や、アナグラムに秘められた暗鬱な視野を生み出す詩的なジャムセッションや、証拠を残さずに散り行く瞬間が燦然と輝いて、凍てつく孤独…

混淆

呼吸することも忘れて、無作為に降るミサイルが、街を燃やし尽くし、きらびやかな瞬間に、散漫と受胎して行く恋の記憶や、有する価値をカタストロフに至らせ、退廃的に樹立する余韻がインタラクティブなものを形成し、すべてとフラクタルであるべきだと、調…

健気

誰もが意思を失いさまようだけの街。ただよう意識的な終わりがこぼす汚穢や、応用されるだけの言葉が惰性にせまり、正気を失った人々の生活の中で吠える悠遠。迎合されるだけの罪を敷衍させては、転換されるだけの心理的なまやかしや、やましいだけの意味が…

虚飾

生産的なものを生成するよりも、創造的なものを育て、惰性に生み出されるものに反し、先々につむがれていくものの強度を増していく。あらゆる変化は、普遍的な不潔さに汚されずに、慧眼を用いて、あらゆる悲劇を透過して、散漫な苦しみから解放するために、…

詩と枷

目をつむると、闇は短絡的な死を形成する。死とは暗いイメージの最中で、身近な光に変わるにもかかわらず、死とは苦しみをイメージさせ、繰り返し恐るべきものだと、インプットされているだけであり、他者からプラグインされ、そこから受け取る電力により、…

高尚な旅

ほんのりと羽化する記憶が星の終わりと蕩け、けたたましく叫ぶ魂がまさぐる世界も鈍感で、貪婪な者どもが巣喰い、空白を埋めるためのレジスタンスは、なんのための闘争かを忘れ、集団心理に流され、短絡的な破壊を生み出し、すべてを敵視している思春期の子…

浮遊

ふれなければ幻なのかと重い手、つまびらかにされても、つまらないことばかりだと、答えは断続的で、くたびれてはまた咲いて、最たる意味もつかめずに、突き動かされていく感情は、意識的な段落に捕まり、追憶で馳せる動機は、短絡的な苦しみを往復しては、…

春の先

雨が春を敷衍させ、恒久的な愛がめばえ、愛でる瞬間に、現れる愛が儚くちらばり、蓄積する苦悩は、能動的であるから、苦しみは絶えず、退廃的なモジュールとして、論理的な屈折から、物語は硬化し、ことごとくにちりばめられたメタファーが、愛を伝え、愛と…

宛先

記憶をむしばむ風。掻い摘む先に見初める夕景のダイナミズム。酬う事により旋律はそこなわれ、乱立する風景にただよう一切は、居心地も悪くなり、くだされる結末に収斂していく面影は汚されるばかりで、場面で締結していく加減は限界を生まず、ふくまれてい…

惰性

奇跡はずっと透明で、誰にも見えない。まるで幽霊みたいだねって、なつかしむように不規則におとずれる面影や、せせらぎ歌う情念が、仄かにもだえ、本能に転化していく形式的な羽をひろげ、平伏するだけの連中が作動させるような、俗悪な問答を超えて、諦観…

陰惨な結合

Like a Rolling Stoneが流るる真っ白な空。瑠璃色の風に瞬き、あらゆる主観が酒に汚されて、倦怠感と憂鬱に巻き込まれる教室。切迫する流動性をすなどる花、記憶は言葉を持たないから綺麗だねと、ダストボックスに捨てられたあなたが嗜む理由なんてものは、…