昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

不自然な喧騒

猫と労働者たちがうごめく不自然な詩の律動。けだるい山脈に縛られて、単色の雨にゆらぐ木々が怖そうだと、少女たちが懈怠するドラスティックな夜更け。毛糸がからまる電球がチカチカしていて、紫雲をくゆらす実証主義的なモラルが村社会にカーストを生んで…

競合の果てに

張りぼての身体に迫る貪婪な死。肉塊と余韻が互換される限りは、世界との摩擦は絶えず引き起こされ、死は短絡的な動機やモラルなんかと同化して、近くの誰かの死は、何か遠くで引き起こされ、そこで堕落しては、フラクタルな構造の中で氾濫する流行的なもの…

愛されるための雨

ネズミたちが徘徊する下水道。深夜にシンクロする思いを複製しては、スニーカーについたガム。バラバラになった彼女の身体と新品の服。記号的な彼らが縁取る性的なもの。複合的な奇跡を踏みにじる独裁的な選民思想により、支配的な排除を目的として、補完的…

拡散

目的も忘れ、ただよう誰かの約束がコード化して、敷衍していく意識が支配されずに、ずっと続くだけの価値がやましくからまる、やかましいだけの喧騒の果てで、自らを卑下するだけのニヒリストがうごめく過程から、軽薄にむすばれる無数の余韻によじれていく…

悲秋の味

誰も愛してくれないと嘆く君の果たす義務なんかが、軋轢を生み出し、汲み取るべき意味も踏みにじられて、裏切りだけが断続して、今に空虚さを謳うようなニヒリズムに支配されて、短絡的な同化により陥落するだけの、崇拝することで、自分も強くなったように…

差異と花

何もかもが足りたいと、たよりなく呟く君の犠牲的な真理に基づく、独善的な迎合により、寄りかかる真実もうとましく、何がまともかすらも分からぬのに、すがり続ける先々で孤立する所以に相似するだけの出来事の合間で換算されるものが、差異などを用い、災…

冷厳

うごめく彼女たち。狭めるための世界で搾取され、悪趣味なメタファーが飛び交い、幼稚な策略により、起源をうばわれ、猥雑に錯乱していく彼方で、希望すらそこなわれ、喪失感に委ねられる多目的なルーツを引き取るための、光景にためらいながら、疎外感によ…

魚座のジーザス野郎

孤立しても、枯渇せずに、永遠に敷衍していく意識は、生かされているなどと勘違いせずに、自らの意思だけで娶る君に憐れみなんかを互換しないで、制限を与えられるだけの価値なんかに糞食らえと告げ、端的に言えばとか、言い放つ意図的なものに排除される前…

逸脱

用無しにされるだけの、流行に敏感な道化の君も消えて、高揚感もなく、過去に付きまとうだけの君の真理に到達したかのような関連性にまつわる制度や、約束を破棄して、抑揚しては、末尾にはびこる悪意が低劣なものを持ち出して、独善的に今を苦しめるだけに…

内向的な口内

君の痛みを孕んだ風船が飛ぶ。論理的なカーペットに乗って、旋律を奏でる時を歩む意思と共に、乖離していく意識が成立させる動機がとむらう愛が等価なんかを求めるから、自滅したのかと、簡単で妬ましい動機が捕らえる時が総和を求めて、記号化する所以が酷…

振り返る暇もない

お前の血を欲している夕闇。乱れていく呼吸と、無知がゆえにさまよい続ける先。分かれていく不安と分離する身体は、希望に擦り寄り、寄りかかる未来に反して、ただよう景色を片付けながら、長らくをむさぼり、孤独を謳歌する動植物の最中、立ち止まるほどに…

近接

排除して追い込むやり方では、物事はかえって悪い方に進むと、うながす善悪の彼方に氾濫する形而上的な半径を揺るがす揺かごに乗り、負担する痛みから汎用されるルサンチマン的な考えが、世界を摩耗させる。あらゆる悲劇を産卵する亀が、ゆっくりと歩く大地…

予感

老いるばかりでムカつくから、すべてを蹴飛ばして、切ないだけの記憶を乗り越えて、佇む今を進ませる。孕ませた先がまた産んで、世界を新たに形成する。エクソダスと叫ぶボブマーリーがスピーカーから流れ、劇的な進化を遂げた人類を作り上げた神とかと対峙…

備蓄

タマゴの黄身みたいな月。捕食者たちが徘徊する夜の繁華街。そこで枢要とされるのは、誰かの私怨であると、神に見捨てられた女がカタルシスに至る原野。厳寒な冬の爪先に立つ夢。悠遠に咲き乱れるニヒリズムや、妊娠している地球や、帰巣する心理が、退行し…

創造的な飛躍

きらめく星が、夜の空と溶けて、外は極寒の中、車の中では大音量でオルタナティブロックとくつろぎ、気配を隠すために祈るだけの願いなんてものには唾を吐いて蹴散らし、ただ壊すことで淡い時間は飛んでって、そこでとどまる思い出や面影なんてものは、過ぎ…

力を蓄える

弱者を作り出し、それに同情し、または蹴落とし非難することによって、満足とは生み出され、まやかしの正義が、数千年前の法を騙り、現在に抑圧を与える。そこで悦に浸る者どもの卑屈な理屈により、制限を加え、屈従させるために、国家という刑務所を作り上…

共栄共存の彼方

どろんと溶け合いながら、どこまでも浸透し、誰にもなつかなくて、似つかないように、世界を躱しながら、どこに行き着くでもなく、深く、より深くへと浸透する愛は、不純なものを持たず、何かを待つこともなく、もたらされた矜持を捨て、未熟なままに攻略す…

彩度

そこにとどめるものもなく、物事は変遷することも愚かなものだと、そこかしこにちらばり、残るものもなく、空疎な補完先を破棄し、完成された日々を恨みながら、憎しみを溜め込む器たる君のエゴから、壊乱していく景色は、形式的な意味合いを不潔に思えば思…

形而上学的な悠遠

迎合される朝。繰り返される位置から分岐していく思いにつまずく君が模倣する先々で、惰性に続いていくだけの道理を破棄して、画期的な意思を司る退嬰的な質量や、似たような物資たちが混ざり合い、身体の内外を傷つけるための闘争や、そこかしこで統制され…

加担

泡沫にひろがる灰色の空、超絶的なエチュードや、偶像の配偶者や、偶然でしか愛を知らず、しびれる思いに連動する愛もころがって、その場に寝転んで、願いもとどかなくて、倒壊していく面影を彫り込んで、ただ過去に繋がれているだけの、慢性的な痛みに攪拌…

浮遊する背中

いくつもの場面でせめぎ合う形式的な哀れみを崇めるだけの惰性な君たちに臆することなく、ことごとくに散りゆく定めが美しくて散り行き、行き過ぎたものを追いかけるための、過去にとどまらずに、今にとどめを刺す。なにも変わらない毎日の足跡をかき消すよ…

やましい結末

チクチクする過去と、無関心な君の塗料。領域を超えて飛び立つ鳥たちの羽音。窮乏するほどに現れる欲との対立を深め、軽薄な余韻にすがる動機が、あいまいな日々に陥り、陰惨な形である君を愛した記憶が枷に変わり、世界を幼稚にせばめては、メタファーによ…

何もしたくない

ファシズムは加速し、抑止された精神はすれ違い、簡略化された罪が進行し、普遍性を崇拝する隷属するだけの人々が報いを求め、禁止と抑圧を謳うようなネットワークにより改ざんされる思想はやがてレイシズムを生み、あらゆるものを排除し、考えることを麻痺…

増幅する意思

肉感的な伴侶と夢の模型。計画的な安全性とは、退屈な神話と真理を謳う風邪をひいた哲学者が生み出した惰性な心理学であると、苛む地球規模の憂鬱が生み出す偏頭痛の組曲。迎合された罪を捕食する軍隊が、海辺を走る音と互換する貨幣価値なんかが、闘争を生…

繰り返し

ぼけっとして世界を眺る。ほおばる世界はアンニュイとしていて、時代的な憂鬱を引きずっているから、踊れば価値は新しくなり、くたびるた価値は必要なくなるさと、諭しながら、有する物を捨てろとかうるさいだけの、宗教的な刷新なんかは、堕落へと誘うだけ…

嫌忌

目で見えるものすら廃れた後から宇宙とはひろがったのかと、簡単なノスタルジアに駆られる神話のモニュメントを食い荒らす寄生虫である私たちの戯れから、豪壮に敷衍する星の終わりから簡素な自由を受け取り、この生命というものを普遍的に繁栄させた先々で…

衝動

普遍的であることを強制するファシズムが迫る。正しさの本質を見抜けずに真実を捻じ曲げる資本主義的な意向により、抑圧された精神は、欲望のままに生きることを強制されているのにもかかわらず、人の欲には厳しく付きまとう監視の目により、自らをも抑圧し…

健気な罠

簡単に消費されてくさかいに、境目も持たんと、意識にのみこまれて、高いか低いか知らんけど、今に厭うだけで、健気さを損ない、すくない意思で意味のないものを追う者をけなす暇すらあらへんから、変革かなんか知らんけど、変化もあらへんから、分別なんか…

怠惰な虫である私

教条を壊すために僕らは嗜む夕餉。皮肉屋たちが噛み付く夜の調べが純朴そうに馳せる思いを遭難させ、操縦されるだけの人の波に逆らう君の制服の糸くずを食べる紙魚。虫かごの中の世界には海は無いと悲しむ恋たちが虫歯になって腫らした顔が憎たらしく可愛げ…

明晰

成層圏をくすぐる幼少期。不死身の猫が鳴く広大な意識の端々に神経的な痛みが走り、平等を謳う革命家は、自らの不満を解消するために求める権力により、自らを退廃させる。クソみたいな普遍性を指南する連中の独裁的な主観が散漫に謳う真理が世界自体を横柄…