昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

消耗品

アイロニカルな虚空を捕食し、リベラルな夢を見る。旋回する意識はかゆいところにまで手が届きそうであるし、不届きな輩が示すものや、締め出される先々で打算的な心情を吐露するロジカルなすれ違いから、真理なんてものをひけらかし、観点なんかがずれてる…

無味乾燥

多種多様な者たちの愛や恋が枝分かれし、この超大な宇宙は形成されている、と白髪混じりのカラスが語る静謐な今朝、潔白なのは、生きとし生けるものすべてであるし、誰にも罪などはなく、罪とは裁くために作られたものであるし、悪も正義が利用するために作…

早まる明日

神々しく貪る何故、同等のものなど存在しない、と風、溶かされた日常をなつかしむツバメ、メタファーに鎮座し、擦り寄る夜風をフォーマットする刹那、なじる言葉の破片が突き刺さり、変化を厭うばかりの君がのさばる空間で裁かれるだけの観念を浪費する羊と…

やわらかな身体

春に戯れるもののけたち、桃で出来た太陽や、体温すら柔らかい一日の始まり、唐突にぶつかる予感が刹那をかじり、臨月の山々が出迎える理想論なんかを読み漁る他者たちの相関、課せられた意識上の花を剪定する老婆の黄色いリボンをながめ、規約なんかを謳う…

悲劇たちの墓場

死んだ思い出たちの墓場、ああなれば良かったとか、こうすれば良かったがすれ違う末路、悪態をつきながら、なあなあにふれあうだけの儀式的なものを捨て去り、去り行くままに気ままに通り過ぎていくものなどは、通り過ぎるためにあるものであり、そこにある…

視線

悩みを押し上げるような春の気だるい陽気に苛まれる彼女が遡及する窮屈な事柄、怠惰な花粉によりグシュグシュになった鼻、赤々と実る鼻の先、耽溺する夢の後から生える裕福な面影に出す便りが、自分のもとに不在届として帰り続ける後から乖離していく君の支…

プラグイン

国のゆがみを治す整体師、空を汚し、晴れ間をたべる子供たちの楽園、絶え間ないものは、たゆんだままだし、リリカルな母親たちは、父親を捨てて、また新しい人と恋をしては、戦争みたいなセックスをして、紀元前からあふれていただけの物質を消費しながら、…

たばねる

馳せる思いが重複し、今を詰まらせていく。世界はすばらしいということすら、誰もちゃんと教えないなら、卑屈な人間や、私のように理屈っぽい者を生産製造するのか、と擦り寄る価値が瞬く間に意識を奪い、今に膠着させ、何かに拘泥させる間に些細な出来事が…

余暇

言葉を相続する先、跡形もなく消え去った君の加減、豊かなのは、何もないことであるとか、あたかも答えのようなものを吐き出す君のよそよそしい態度に、散漫な精神は形式的なものに制限を加えられて、自分を嫌いに鳴るようなあたりから散らばるノスタルジー…

繁栄

書くことは止むことはないし、理により、病むことすらなくなる。あらゆる考えは波状に乗り、さらなる反響を与え、次々と共鳴し合う。あらゆる出来事がもたらす閉塞感は続くが、そのような閉塞感は外からの攻撃は強く、自らが苦しみを打破しないかぎりは、閉…

春の虫

ほころびが生じると滅びる。すべてはそのような繰り返しの様相だ、と伝える情報が騒々しく、つたない競争の果てには、誰も幸せにならずに、幸せを求めるばかりで、求める幸せなどはもつれるばかりだし、惰性で引き伸ばされた命は言い訳がましく、加算される…

朝の匂い

思い出も潰えた爽やかな朝、嫋やかな愛を紡いで、野菜で出来た道を越えて、理論武装した人々の文言が降る未開発な町でノスタルジーの灰汁をすくい、人々をカットアップしては、失意を攪拌させた小説に閉じ込める雨に濡れ、二度とない今日が恐怖を生み出して…

ぶつかる

麻痺した感情が続々と連なる。果てない私欲が立てたアンテナにより感化されたフリをして、感覚すらも失われ、さまよう君、折れた翅で羽ばたく音も殺伐としているし、焼けた肌から香る饐えた匂いが氾濫して、はびこる思いが悪意なんかを呼び覚まして、この引…

共鳴

脱色した春を舞うつがいの鳥、この命の袂を分つものなどなく、ただひたすらに紡ぎ続けた先には永続されるものであふれ、大切な情報の核に住まう虫たちが育つ合間に、曖昧な今とは消費されるためだけに生産され、そこで精算されるものが、際限ない苦しみなど…

かみつく

記憶にも残らない跡形に触れて、殺伐として物騒な日々にはびこるバビロン特有の悪意なんかが吐き出す屈折した思いが憎悪に変わり、延々と計算を続ける奴らのちぐはぐな論理に抱かれている彼女たちの挿入歌が降る夜、機械的な汗が愛を騙り、理性なんてないか…

集う

擦り寄る保身に寄りかかり、関わるすべてが誤魔化すだけの今に自覚するものなどのどれもが、何かの道具であるし、何かを信じていても、何かに利用されるばかりであるし、どれをとっても、似たような物であるし、何が必要かすらわからずに、偶像を携え、延々…

ほころび

木の実が通過の小国、草原では豊かさを求めるための無秩序な戦争が続き、五十年前までは、猛々しい木々が連なり、北風を防いでいてくれたが、延々と続く小競り合いの中で、生活も環境すらも厳しくなってしまった。ことの発端は、植えたからといって、次々に…

世界の吐瀉物

誰かの成功を吸い込み、今を克服する子供たち、街では間違いばかりが通り過ぎて、行き過ぎた先では、際限ない苦しみが襲いかかる小さなお家。仏師たちが手がける曼荼羅模様の部屋、最寄駅の道筋が神々しく光る瞬間、循環していく言葉が泣き腫らした目をして…

とこしえ

能動的な恋の汚穢、終末論者の束縛から解放されて、見慣れない街で又聞きしたものを自分のもののように扱うような日々に別れを告げて、粒子とおどり、日々などは光よりも速く過ぎ去るものであるし、約束なんてしても、その約束を果たすための義務なんかに苦…

空腹を癒すための愛

ワニの背中のような雲、せいぜい収まる間に住まう私たちの世界、灰に埋もれた山々が連なるあたらしい世界、共感覚を持った私の青春の終わりには、濁った血と、誰かの体液、地質学的に資本主義を改ざんして、宇宙から星という星を引き摺り下ろして、愛してい…

自由

恋や愛の時代は終わった、とうるさく付きまとう騎兵隊、立場を紡ぐ季節の汚穢をスタッカートに編纂する編集者たち、加算される義務的な幼少期から解放され、そつなく混ざり合う心が蝕まれ、まどろむ先々では、ザクザクになった感情が荘厳な思いを昇華させる…

汚れるまにまに

誰も触れてないものすらすでに誰かの手垢まみれているし、私たちが触れたものすべては、すでに残らないもので溢れかえっているし、どれだけ逆らったとしても、そこではそんなに意味などなくて、だとしても流れに逆らい続けて、くだらないものにはくだらない…

唯一無二

風雨にさらされ、これからの不安を噛みしめる。一切を愛おしくなるまで隈なく見初め、少しの変化も逃さずに、やすやすと飛び越える先には、行き先すらもわからぬままに、ままならぬ思いを編み上げる。希望なんてものは、どこにもないし、奇跡なんかは、奇跡…

美麗

キラキラした夕方の空気をバクバク食べる。くたびれた夜がもう来ないように、たむろしてる人々に飲み込まれないように、叶わないものすら叶えるために吠え続ける先に、孤独が待っていようと、まったく平気なように思春期だったふたりも燃え尽きて、またひと…

結末の尾

荘厳な意識が孕む結末の末尾、慢性的なエゴを吐き出す国家的な欺瞞から、不満足そうな意識が屍と化すころには、溶かされた資金が誰かの私服を肥やしたり、緊迫したり旱魃したり束縛されたりしながら、際限ない愛は、愛を愛と語るよりも愛であろうと保つこと…

迎撃

栄養のない暮らし、春の長い滑りの最中、惨憺たる奇跡の後に迫る初恋のニュアンス、泡に屠られた季節が簡単に刹那を多角的に葬り、権限を用いて、すべてを捏造する週末、寝ずに捉えた空間を互換する様々な吐息をカスタムする昨夜の飼育、終わりのサイレンが…

くたびれた暮らし

たばねた髪のアンニュイな姿、保身ばかりの人々がたむろする高いだけのビルの山々、能動的な湖心でなびく数々の力の氾濫、濫觴する真実を食べて成長する鳥たちのくちばし、くたびれた皮を引き摺る老化した彼女の姿、形はあるが、愛した形跡がなく、そこに残…

縋る

俗悪な連中が示唆するものにすがり、骨までしゃぶりつくしても尚、本能のままに突っ切る君たちのカタストロフや欺瞞や不満が謳う犠牲や規律、規則的な不確かさが迫るニセモノの価値のあいまいさに膨れ上がる思念がジレンマを生み出し、惰性でを生まれた忌々…

崇高な夜明け

私たちの死を横柄に巻き込む跡、あらゆる不平不満を吸い込む掃除機のうるさいだけの音、私たちは所詮は踊らされているだけの木偶の棒なのか、と所詮は上手に踊っているフリをしては、散漫な世界のツールとして、つぶらな瞳を濁すために、違い違いになり、チ…

遺灰

途端に言葉はまやかしになって、やかましくつきまとう君を捨象し物事を見つける合間に立ち尽くす曖昧な観念が消費し詰る結末に蔓延るニュアンスがアンニュイとさせる雨、耽溺する君の無垢な身体と、計測される罪と意味の中を這いずる記憶の奥底で懊悩する君…