昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

制限がない幸福

果てしない闘争の宛先、終わらぬ対立の構図の中に現れる真実の毒性、また誰かを騙して一儲け、乱立する意味と無意味の間で配膳される依存性のある食事、ムクムクと丸々とした動物たちがあびる放射線の青、季節を繰り返し無邪気にたばねる間から生まれる真実…

誰にも媚びないために

分離していく主役たち、とどかない声が反響するだけの不安なこころという孤立した部屋、死という真っ暗な家に隔離されては、証拠も残せずに散った命の一貫した孤独を手記したものが感情に磔にされ、最後の審判を待ち、短絡的な刺激が悲劇を生み、膿んだ身体…

動き回る病

衝撃的な害獣が飛び回る脳内でのタクティクス、こぼれる黄金と荘厳な恋の音、たたずむ一切が忘我につつまれて、深淵から這い出ようとする餓鬼の手、縋る印象にしびれる大脳、予感は誠実な現実へと昇華し、ゲノム操作されて憎悪を植え込まれた私たちが混濁し…

義務的な距離

空虚な定めを飛び越えて、延々とむすばれる思いが参照することごとくに帰路すら不必要だ、と散漫な意識が肥大化させる苦悩が氾濫して、散々な現状にからまる行方が瞬く間に消費されて、行方しれずになる動機がすぐさま塗り替えられて、鮮明な過去から今ここ…

はしたない闘争と終わらない統合

笑える日が来るのかな?なんて泣き真似する彼女の横を通り過ぎる欲そのものを瀰漫させる風、リフレインする真実が誰かと触れ合うほどに嘘に変わり、形式的なものに支配され、意識的なものの奴隷である君たちの豊かな公式的だけの物事に斡旋し、締め付けられ…

惑星の寝顔

その場しのぎの命を敷衍させる羽虫の微力な風により膨張し続ける宇宙、外宇宙を走り回るイノシシや、イノシトールが欠如することにより、正常に働かなくなった神経細胞を泳ぐ魚たち、すがることで、また一秒、また一秒と引き伸ばされる命とは、価値の内側に…

乾いた雨の匂い

すり減る死と、白髪混じりの髪、ミントの香りがする草むら、春の終わりと夏の悠遠、あらゆる制限を踏みにじるラモーンズのオールスター、原理的なタンスから生まれた論理的なドラえもんの声が泡沫に響き渡り、誰かや何かや国家や社会なんかの責任にして、逃…

虫の音色と季節の色

胡弓が舐る涅槃の夜、半月板の中でおどる落伍者や、含み言葉が踏みにじる世、何かを忘れるために忙しくすごしたり、ひまつぶしに遊びに出かけるのもめんどうだし、考えに押しつぶされて死に絶えたいのであり、あるいは死を乗り越えるために書いたりして生き…

あらゆる希望をムシャムシャと食べる君

ことごとくが信用できないから、と消え行く意識をまさぐる怠惰な風、はなから信用すらしていないから、と能動的に孕む儀式がすべてを飲み込み、すべてを理解し切ったと勘違いした末には、調和することもなく、言葉を魯鈍なものに書き換えては、機械的なまや…

真実に蠢く鬼

自由な害獣の中へ、冷めた闇を食べるゴヤ、多角的な夜空にただようレイシズムが、星の命を終わらせるための怠惰な物語が加速して、未だ宇宙をひろげさせるための戦争が絶え間なく続き、つたない栄養を補足させては、姑息な場面が延々とつらなり、あたかも生…

世の汗

食べ過ぎで消化不良の胃の中を泳ぐ魚、適齢期を過ぎたら覚醒した人々が猛威を振るう屈辱の朝、境目すらないのが、子供の特権であり、権利を謳い、原理を見失うのが大人である、と情報的な利便性により、鞭毛を失い、鈍感であることを正義だ、と騙る連中が振…

傘もささずに歩く君

ぷくぷくとした手がつむぐ未来、虚な目をした彼女の思考回路をいじる大人の手、すべての契約の蕊にむくんだ顔した過去の君のコケティッシュな固形物、ぶつかる振動がねたましく思念を傷つけ、倦怠感をあらわにしたろくでもない私と、卑下することにより、よ…

捥げた翼

ろくでもないことを継続させるための契約なんかが付きまとう退屈な午後、互換性の先では、交換されるための曖昧な効果を謳い、情報弱者を騙すようなあいだから、須要なものなどはほとんど生まれず、貧相で幼稚な関連性に征服され、そこで複製されるだけの品…

夏の子供

夏の刺激に幽閉された蝉の幼虫、悲劇的なものを演じているだけの彼女たちの律儀な血、大脳皮質に射す夕焼けのオレンジ、雑音にうなだれる茶トラのとなりで織る時間の糸、あらゆる時間の矢を打ち返す物理学的なものを崩壊させる試み、布団のバンズに挟まれて…

不潔な基礎

理想的な子供たちがニセモノな笑顔を咲き乱れさせ、嗄声でいざなう幼稚な管理へと移行させ、些細な出来事に加速する価値観などが、安易な結末の繭の中で訓育され、歴史の過ちや、民族間の恨みつらみを未だに吐き出すだけの差別的な機関として、あるいは裁く…

愚直

身体に書いた君への手紙、権力によってたかって蝕まれた身体、憎しみがつまった風船がうかぶ、ただ幸せなフリをする国の中で、ふしぎなものを見つけては、怠惰な優しさが敷衍し、不運なんかをなぎ倒しては、絶え間ない思いが引き出すエモーショナルなものが…

高尚な症状

どうやって飛べているのかも分からない片翼のモンシロチョウ、モンシロチョウからすれば、飛ぶ原理などに囚われず、自らの力で飛んでいるから、飛ぶことに理由すらいらずに、飛ぶということに疑念すらない。考える蝶たる私は、どこかに止まることすら忘れて…

憎しみが迫る島

君たちは目が円やドルになってしまい、誰に習ったかは知らない価値観を押し付け、我が物顔で一般常識を振り回し、自分の都合が悪くなれば、それは個性だから、とうそぶく。私はと言えば、秋になればキラキラにかがやく銀杏の宝石を指輪がわりにして、君との…

偏頭痛

変な色をした夜、みどり色のカミナリが地面を焦がし、ネガティブな君の理想を破滅に追いやる。制限もなくあふれる犠牲者の数、カスタムされた命の波数、乱立する正義が、支配的にこの終わった結末をぱくぱくと美味しそうに頬張る後には、欠陥的な物事を粗末…

誰もが同じ過ちを紡ぐ

あらがうほどにすべる主観にすがるだけのあんあらも薄気味悪いねん、と語るゴリラみたいにドラミングしてるオバハン連中、声だけはうるさいし、意思には悲しい色しかあれへんし、マスクしているほどに増していく悩みごとが、今をしいたげよるし、ジョーイラ…

ただいま

観点も潰えた彼女の朝、しいたげられた君の孤独な部屋では、心音がドクドクとくどく響いては、完成された結末を煽る連中が支配するちいさな世界にとどまり、ことごとくの末尾に降る鉄の雨に打たれて、酸性の思いが精査する意味に結合していく終焉を築くネガ…

圧縮される詩的な後先

固定された身体が枯渇するまでの距離、その存在のあやふやさに値するものなんて大したこともないし、存在の中で引き換えられ、あたかも正しいもののようにその場で肯定されるものなどが謳う権利なんてものに引き摺られては、悲観すればするほどに卑屈になる…

春の衣装

単純な快楽などで満足せず、永続する快楽と共に永遠に進む。憎しみも遥か高尚なものに捕まえられ、延々と正義を騙るだけの連中を見抜き、惰性で保たれた物事の境界なんかをかき消し、制限も持たずに、遠のくだけの瞬間がためらいを生み出し、奪われるだけの…

応用されるたまの夏

濡れた君の髪、みどり色のサンダルと、焦げた目玉焼き、刹那は殺伐としているし、この宇宙での描写からは逃れられないし、霊廟から吹き抜ける冷たい風が、すべてを化石に変えるし、かさばるだけの昨日と、叶わない明日が混ざり合い夏になる、とビー玉の中で…

抗体

支配を強固なものにするための神が嘲笑う。何かを否定してノスタルジーに浸る連中が示唆する倫理観が強制する正義により、抑止力が働き、身動きもとられなくなった君の一体感なんてものは、同一化により安心に至るような安心感なんてものは幻想であるし、あ…

耽美

艶美な結末が縫い付ける日々、ためらうこともなく、食べ尽くす君と意味のあいだに浮遊する意味合いが不可欠になるまで、ナショナリズムなんてなあなあなままに無くして、私が私であるために交わす言葉が延々と結ばれて、手なずけられず、ただ懐かしむだけの…

借り物の自由

終焉を巻き込み、他者から借りた借り物の叡智により、豊かな物語が跛行し、延々と続いてきただけの成否に基づくものに躓き、うとましく促す悟性と、制限を利用し、ほくそ笑む連中の隙間から収斂する風でうずまく桜の花びら、寸前の描写にとどまり熱暴走を繰…

迎撃すべき罪

洗いすぎてちぢんでしまったセーター、いたたまれない血を流す子供、虚空をなぞる老人の指、浪費的な彼女たちや、彼らの動機が猛獣のようで、無償で愛したものすら退屈に包まれて、体系化したものに引き込まれて、憂鬱から逃げるように夢うつつな今に飛び回…

超克

本の中で隆起し、うごめく文字、聡明な光を放つ瞬間的なひらめきの汗、永遠を騙る男の口から生まれるおぼつかない主観、そのようなものの集合体たる宇宙が抱える修羅、あらゆる原理に反発するために産まれた私は、際限なく考えを枝分かれにさせ、嗄声をうな…