昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-01-01から1年間の記事一覧

喧騒

空間の再利用、サイリウムがゆらぐ、融解した貝殻の腕、花火とバビロンの更迭から、数億年の季節を孕んで、懶惰な身体がインタラクティブに消費する洗濯機の中、仮説を飛び越えて、マクロな世界でのファシズムと、統合される遊び場で、卑屈な悠遠をむしばむ…

寛容な捕食者

雨音がコンクリートに反響し、生乾きの洗濯物を取り込む主婦たちの鬱鬱とした表情が無神経に重なり、倫理観を破壊するような文章が降り続いて、世界は初めて終わったのだと語る老婆がカタルシスに至るまでの距離を測るころには、文明などは一度リセットされ…

業火

そこに居たはずの本物の友達も死んで、シワクチャになるまで世界に拘束される。生きるためのコードは、生きるための躊躇を絶え間なく生み出し、そこかしこで反復し、反芻するものが、今に孤立感を与え、絶えずつながるということは、孤独を絶えず反乱させ、…

異様な長さ

こんなにも美しいのに、誰とも居ない私に徒然と嬲る風。カセットテープがら流れてくるイデオロギーの軋轢から行方をくらまし、どこにも居ないようで、どこにでも居るのが私であるし、あらがうほどに増していく感覚は、すべてがら逸脱し、どこでも優雅な対話…

憤懣

夥しい血の跡。結末につまずく意識的な終わり。安住の地で流される血。つたない地帯から生える草のコード。激情の住処で求められるモラルも機械的で汚く、語られる正義は、汚穢に満ち満ちとしている。類似する君の正体は攪拌され、最低限のよろこびと、慈し…

枢要な血

履き違えた征服欲で喉が乾く。画期的な正論などが打ち出す正義と添い寝するコマーシャリズムに、惰性なメディアが打ち出す空疎な呪文、後それと、貧するだけの価値を刷り込み、擦り寄る影に飲まれていく革命の子たちは、権威を打ち砕くために、すべてを犠牲…

雨滴の音

すべては前触れもなくやってきて、無残に引き裂いて、感じるよりも早く通り過ぎて、辺りは立体のようで、すべては幻想で、理解するよりも早く、一切に溶け込んで行くし、行く手を阻んだり、はびこる悪意に攻め入られたりしたり、いらだつままに、配されるも…

いっしょに歩こう

蒸し暑く気だるい初夏を超えて、曙光すら現れないと、梅雨空に嘆きをかける君の初動により、世界は技術的なものの進歩をめざすことを知らない君は、依然として悲観的であるし、泣き叫ぶ秋や冬に抵抗することに恐れをなしているから、流されるままに、受け取…

相互

窮乏する君を救うのは不可能であるからして、支配されているだけに満たない君が、立証し孕むもののどれもが、意思の奴隷であるし、そのどれもが、誰かから借りた意識であるし、灌漑される雨や、感覚を愚鈍にさせるものに反し、関するあいだに通わす愛が、健…

居ないものを愛する

すべては大差もなく、与えられたままに退屈な朝を迎えて、得たものをそのまま食して、排斥されるだけの欲望のカタストロフを重ねて、快楽を迎えるほどに、完全に破壊し尽くされ、苛まれる記憶から、枢要なものなどほとんどなくなり、どんどんと追い込まれて…

誘引

大切なもんなんて、そんなにあらへんし、なんか気にしたって、勝手なままやし、ままならんもんは、間に合うものばかりで、端的に言ってとか、そんな簡単な処理では終わられへんし、へんてこな世界やなって、なよなよしてるんもちゃうし、違いを求めたって、…

矜恃

流動する真実にからまる未熟な君の実像を破壊するような萎縮。均等なものなどは、存在しないからと、惰性な血を求める世界の欠如に、結実する物語に統合される詩的な模造品たち。断末魔が嬲る青春の加工。思い出とは、思い出す途端にその場で死滅するのであ…

話し言葉

枯葉のベッドに眠る毛虫。肩をころがるダンゴムシや、ガイダンスに従わない私が順序を破綻に追いやり、羽音が巡回して、酩酊している隙間に入り込む色彩がゆたかだねと、笑う君のふっくらとした頬が赤らみ、ゆがんだ世界でがんじがらめになる君の面影にゆら…

能動的な獣

ときめきも死んで、君は頼りなく逸脱し、はびこる悪意なんかに飲み込まれ、閉鎖的な所以にからまる恒久的で、アンニュイな波形に経過していく思いが憎しみをたずさえ、延々と想起していくものに引き摺られ、悲観的な思いを忘我に重ね、かさばる宇宙とシンク…

昂揚

幼稚な化粧を終え、蛇みたいな目で音程の奥底をながめる。ふわふわした感覚は、不安感を消費するという愚かさに絶えず襲われ、固定観念に支配される痕跡や、流浪し続ける私の純粋な理性や、抵抗するほどに恍惚としていく意識は、形式的なものを破棄し、破壊…

人生

誰とか人種とかも関係あらへんし、分け隔てるもんは不必要やし、不潔やから、飛び立ちます私って、眺る世界のマスゲームや、ゲノムや、芸術的な貧寒や、悲観的な抵抗性をふくんだ帝国の出現やら、約束や、紙切れなんかが飛び交う不健康そうな幸福が絶えず謳…

尊ぶ

バビロンのバナーが祝福している。目の前には、いつわりなどはなく、どれもが認識すれば真実に変わり、若いだけに儀式的なものにおちいり、横溢する憎しみから逸脱できずに、誰かが煽る罪を、自分のもののように育てているよりも、空の信奉者として、夏を愛…

疑問

生き延びた先も瞬く間で、まばゆく光る所以も、夢のようにほどけてしまい、主観は常に終わりを迎えては、考えるよりも早く思いは溶けて行き、誘惑されては、言い訳がましく集う夕景に肥大化していく苦悩の数が、脳内網膜と一致し、陰鬱な補強を終えた時代的…

強要

意思を踏みにじられても尚、全容を啜る影。数多の秘密を血合いし、空虚になった器たる身体を傍観する。存在は薄明によじれ、時間から敗北し、修繕されるだけの記憶が枢要なものを求め、停泊する意識は陰鬱な焦土に立ち込める硝煙。生傷だらけの堕落した意識…

感触

応用されるだけの動機がフラクタルになり、塗り替えられる記憶や、枢要な価値を踏破し、燃え尽きぬ思いがちぐはぐになりながら、ながめる思いや、なだめる記憶から放たれ、敬うだけの人々が倒錯する理由や、悠揚な史実に剰余する物々しい道理から放たれ、乱…

空想的な日々

ブカブカの服で空中浮遊する。真理はもたつくだけの過去の遺産に満たないと、機械的なアイドルみたいな君たちの同じ衣服の下にも、おんなじ内臓が詰まってるなんて思えないから、思い通りにならないあの子が塗りたくる口紅の色を思うと、ノイローゼかなんか…

追従

比較されるだけの日々に高まるものや、からまるものや、アイドルを作り出し、奪われるだけの観念や、軽薄な理論や、軽率な判断で堕落する。

狭小

わんぱくな理想で、世界で寝転んで、つつましく交わる月日にやどるもののすべてと高揚する。

這い上がる

身体も捨てた後。カラカラに乾いた君の寝顔。歪な真理を掲げた兵隊たちが、カタルシスに至るまでの軌跡。肝心なもののどれもが派手な衣装を着て、陰鬱な懇願を続けて、風景に統合されるだけのヒステリックで、オートマチックな君の記号が迫り、論理的な波形…

空想的な日

ブカブカの服で空中浮遊する。真理はもたつくだけの過去の遺産に満たないと、機械的なアイドルみたいな君たちの同じ衣服の下にも、おんなじ内臓が詰まってるなんて思えないから、思い通りにならないあの子が塗りたくる口紅の色を思うと、ノイローゼかなんか…

這い上がる

身体も捨てた後。カラカラに乾いた君の寝顔。歪な真理を掲げた兵隊たちが、カタルシスに至るまでの軌跡。肝心なもののどれもが派手な衣装を着て、陰鬱な懇願を続けて、風景に統合されるだけのヒステリックで、オートマチックな君の記号が迫り、論理的な波形…

感触

応用されるだけの動機がフラクタルになり、塗り替えられる記憶や、枢要な価値を踏破し、燃え尽きぬ思いがちぐはぐになりながら、ながめる思いや、なだめる記憶から放たれ、敬うだけの人々が倒錯する理由や、悠揚な史実に剰余する物々しい道理から放たれ、乱…

ねだる

痛みを抱えた夜、寂しくつのる意識の過程などをのさばらすことを許さずに、察知する今がどっちらけになり、どこにも行き着かないように。

記憶を調理します

思考とは絶えず敷衍し、とめどなく愛を波及させ、汲み取る意味をつかさどる罪などを排除し、どれも愛だね、と血合いを施す残酷な冬。

猥雑

ヘソのピアスがキラキラと、清々しい空に交わって、あてがわれた罪なんかが、てんやわんやになって、やかましい罪なんか無視して、からみつく月日なんか蹴散らします。