昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

分散

もう隔てるものが無ければ、エンディングまでもう少しだ、と嘯く主人公を尻目に、そこまでに補完されたり、揶揄されるものや、そこに供給されるものが、瞬く間に満たされたりすることで、強要されるだけの、互換性があるものから解き放たれ、度重なる窮屈な…

風の棲む間

状況の折れた風が、視神経を傷つけ、遠ざかる意識の波形から現れる誇示しているだけの理由を加味し、懐疑的な神に肉薄するために、怠惰な今を叩き起こすのだ、と云々、支離滅裂な言葉を吐き散らす雷鳴、冥土の土産だ、と呼吸器をくださる世界的な母、追憶に…

発信

消費的な彼らの隔世遺伝や、伝来するものが、敵対心なんかを絶えず生み出し、踏み台にされる意識に迫る散々な結末に結合していく意識的な汚穢や、いじけるだけの健気な君の蛇行、荒野に備わるエゴを加速させるガンマンたちの争いが絶えず、憎しみばかりが籠…

真実

すべての終着点を結ぶ白線、道理を集めて、完成された正義などが発信する文言なども、何か物憂げで、君はと言えば、途端に至らぬ自分を改ざんしようなどと目論むためだけに、怠惰で、惰性な記号に暗示をかけられ、せめぎ合う結末にもつれる主役たちも、何か…

寝返りする星

前衛的なカラスが咥える平和、手当たり次第に傷つけられた人々が知らずのうちに、また全体主義に至る若者たちの腑、修正する者が描く結末が、時代の齟齬や、悲劇的なモンシロチョウが描く軌跡により、状態が物々しく伝わり、義憤に駆られた真理に基づく罪の…

異物

常用する言葉、せめぎ合う過去たち、キラキラと輝く数多の理由、理性的なものなど、ひとりもいない街で、正しさなんて簡単に見つかるはずもないし、現れる罪などに引き摺られてしまうだけの、私たちの簡単な激情を超えて、のさばる窮屈な現状、擁護ばかりの…

成否

君たちは、報いを受けるべきだ、と付きまとう幼稚な策略の足枷や、退屈な世界性が及ぼす疎外感の道具にならないために、多面性や、体外に放たれ、流出していくだけの、際限ない青春の末路や、瞬く間に改ざんされる体系化した結末、遭遇する偶像や偶然と添い…

緩衝

奇跡が乱立する最中、擦り寄る思い出から解き放たれ、度重なる痛みを消費しながら、長いだけの日々を堕落して生きるのも一興である、と、カタルシスに至る私が生み出す黄金律や、理念やらを紅茶に混ぜて飲み干し、平和的な屠殺をうながす自称グルメな連中を…

再生

言葉も今朝になってしまい砕け散り、歪な信念がかかげる退屈で、デロデロと長い舌、絶望に食らいつこうとするあわり、何も食べられなくなってしまった君の期限、そうなく動き回るエゴイストたちの波形、ノスタルジーに羽化する不自然な途端に、滲む剣呑な理…

波形

私たちは、空から来たのだ、と語るファシズムの犬、胃壁に齧り付く寄生虫のような気分で、忘我をすなどる君の家庭的な匂いが苦手だから、と早退した私のいい加減な正気に隔てられているだけに満たない、大義に基づく真実などが、今にうそぶき、乖離したり、…

分裂

結局は、何も変わらずに、時代に踊らされていただけだ、と60年代の残骸が語る。紀元前から発生した混乱の中でカスタムされる自由が即座に補完されるための犠牲になった父たち、複製された真実が、モーニングサービスとして運ばれ、諦観するだけの連中が示唆…

印象

忘我に沈む夢の形、抜け殻になった思い出たち、初々しい指導が木霊する超自然的な戒律、律する話題から生える木や、規制されるだけの物事に基づく神話、貧寒な観点が描く魑魅魍魎、陸地には、影もなく、あらゆるものを根絶やしにするための日照りの工作が行…

胸骨を舐る愛

ネコの爪とぎにより、ボロボロになった大木の皮、怠惰だから、と現状を笑い飛ばす爽やかな風、機械的な気配により集光装置を役目を果たす巨大な背中、セスナ機がばら撒くスーパーのチラシ、陰惨な夏の結合体である私と単細胞生物の骸、ビブラートで鳴く鼻笛…

滲む

裏切りで、びちゃびちゃになった服、入道雲にサングラスをかけさせたポスター、よごれた自動販売機に、落ちている十円玉、スピーカーからきらめく夏のタイダイ模様のロックロール、頭から湯気が出たタコがおでむかする近所のスーパー、理論的な敗北を受け、…

証拠

時に織り込まれていくリズミカルな衝動、混沌としていく数多の実像から解き放たれ、度重なる痛みから生えるキノコなんかを、バクバク食べて巨大化するマリオの及第点なんかを、いじらしく虐げるあたりから、立体化していく存在も、誰かに作られたプログラム…

藝術的な伴侶

全体主義の道具になんてなりたくもないし、もうどうでも良いから、平身低頭を捨てて、馬鹿みたいに呑気に笑うべきであり、あらゆる原理は、現金で買えるらしく、何か、らしくすれば、真実のように語られ、事実は、ねじ曲げられ、誰かは、誰かのためにではな…

徒労

心残りの靄につつまれた校内、重複する呼吸音だけで、意識のクリーニングを終え、炎天下に響く集団意識に投げかける喉に何か支えたような君の惰性なシーン、麻痺する脳内に擦り寄る家庭環境の終わりと、陰鬱な定めに悶える君の影、吐息はナショナリズムを抱…

夜の襞

茫漠たる終わりを吐き出す鳥、記憶装置としての子猫との融合を終えた君が放つメタファー、憎しみが成就する時、君の魂も死ぬだろうし、言い訳がましくつきまとう日常に責めいられ、画面の中に住まう神を崇めたり、命じられるままに遂行する罪の道具になり、…

新しいもの

プラトニックなスズメたちが歌う繁華街、超然として、宇宙規模的なニューロンをサーフして、淫靡な結膜炎に、よじれる時間のアート、記号化された愛がサラダを食べる頃、時代性の魂が、やかましく叫ぶ頃には、事実は、ニヒリズムに包囲され、短絡的な闇に巣…

干からびた言葉

言葉を散りばめて踊る子どもたちの虚空、留置所では、悲しげなボロ雑巾一枚、背筋が透き通り、倫理観を破滅に追いやった遊園地の大腸のようなローラーコースター、完全性を司る神を名乗る者の空腹を癒すためだけに、生きる信者たちは、苦痛こそが、喜びであ…

下地

色彩もなく咳き込む君の浄土、ずさんな胎動に住まう、帯電式の夜、悶える隙間からだんだんと現れる愛を温めては、過積載された可能性を運ぶトラックに揺られ、爛々とした目で、火鉢をながめる老人や、角膜に生える花のアナグラムや、秋雨に揺らぐコスモスや…

回路

超然とした悪意がセンテンスを奪い、人々を簡単に扇動する後に迫る報いのようなもの、現時点でせめぎ合う機械的な汗、理論武装をほどこした青臭い激情、はびこる悪を食べ尽くした正義が制限なくブクブクと太って、次なる悪を捏造するころ、脳は熱暴走し、砕…

生まれる

真理すらも破棄して、画期的な意思をたずさえ、世界を練り歩き、機械的な論争に関わるほどに、わずらわしいものに占領され、理論的な刹那に覆いかぶさる杜撰な結論や、結合される数多の欠如に訪れる意味合いが不潔に迫り、狭まる退屈な意味にすなどられるだ…

アスファルト

夏といえば死んだ地面の臭気、不安定な大気からこぼれ落ちる化膿した今朝、名付け親を破棄して、セオリーに反して、取り繕うための憂鬱を批判的に乗り越え、痩せた君の身体に迫るカタストロフや、約束破りの君の肩、甕の中で踊る心音、むしばむ闇のハミング…

迎撃

この例えようもなく鬱鬱としたものから逃げ惑う君、考えに監禁され、繰り返し拷問を受け入れるだけの空虚な人形、機関的なものを這いずる意思のないケモノたる人々がうながす困難と囁き、無様な真理のささくれを剥きながら、流れる血が、やがて大河に変わる…

窮屈

理性すらもなく、制限ばかりを受け入れる便利な身体、貪婪な世界の行き先など、知るか馬鹿と項垂れる惰性のランナー、既読スルーを繰り返して、過信ばかりの日々の中での豊かさなどは、今を監視するばかりで、荒むような間に現れる苦痛などに敷衍していく意…

専横

希望も潰えた朝帰り、裏庭に咲く機械的な花を書き写す子どもたちの幸福論、浪費的な私たちを透かして見る大人たちの憂鬱に、現代的な暴力を敷衍させて出来たのが、この世界なんです、と自慢げに語る隣の子たち、アスファルトでは、無数にぶつかり合い、確か…

抵抗性

轟々うなる風との対話、優しく突き抜ける紫外線、原始的な核融合を終え、卑劣なギターが鳴る理念的な早熟さを、たぎらせる少年、現時点からあふれる青春の脆弱性、夢やまぼろしのような恋の汚穢とは、吹き出物のようだね、とカタルシスに至る老婆の秘薬、奇…