昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

リズム

わずらわしい春を日本酒にまぜて飲み干して、明日には、すぐ忘れるさ、と、終わった恋がひけらかす飢だの、老いだのは、放置しておいて、銀河を旅して、絵を描き続ける泡沫、散漫な誕生日に迫る悔悟、数々の生活感と、新たな語源、原子炉と球体、儀式的な馴…

成否に蹲る

早い春の始まりにより、最も死に近づく木々、もつれるそぶりを見せながら、散り行く定めを受け入れる木々、エモーショナルなフクロウが出迎える深い森の表情、分断されるための正義が、猜疑心なんかをくすぐり、人々を扇動する。土臭い午後、冬の太陽が曇ら…

焦土

機械的な浄土を歩き、平静を保つために、巣穴に流し込まれた鉛、理性すらもないから、見境なく食い荒らし、駆逐するのか、と、人類を、そのように見る小動物たち、衝動性と確かな共鳴を引き起こすために、他者から借りた幼稚な意味を引き出し、悲観的になる…

火傷

星を砕いて出来た街、真理を放棄して、面影をむさぼる君、世界性を破棄して、集約される悲しみを昇華するためだけに、かじかむ身体を引き摺り、自覚する前に超越して、厭世観に騙されずに、ずっと揺れ動く秒針なんかを見つめながら、満ち満ちとしてくる悲し…

備蓄

凡庸な映画みたいな空、UFOが落ちてきて、何か自分みたいな散文の中を泳ぐ意識にかける架け橋、半世紀以上の恋の核、重複する命から生えた翅、もたげる頭と、絢爛豪華な宇宙の旅と、この使い終えた身体をファシズムの連中には、あげたくもないから、即身仏と…

うたた寝

泣き叫ぶ心の中で氾濫するものに飲まれ、昏倒していく意識の波形、モノラルな処刑場、シナプスが排卵し、電子世界の記号になるための試験に出かけ、寒波に飲まれた心音と、流星に乗って、トランスフォームを繰り返す行間のあいだでのパーティー、劣悪な環境…

寒波

流動体や、エネルギーとして生きる私たちのありふれた日々に備蓄してきた愛すら、不治の病にかかり、自堕落で不正だらけの世界の末路を愛で、辛辣な旗を掲げた連中の資産価値や、まどろっこしい現実や、修羅や悪魔やら、犠牲やらが浸透するまにまに広がる曖…

嫋やか

あらがう主観から生える刹那、ささくれから生まれた言葉たちが飛び交い、圧政の最中、倦怠感を抱えた骸たちの象形文字が脅し合い、建築的な妄想の雑感により、似通った価値に拘泥し、カタストロフを生み出す指先から現れた豊かなジレンマ、肥大化する意識的…

共鳴

ふくよかな戒律に縁取られた幼稚な互換性、乖離していく表情や、すべての後、くだけた星の材料たる私たち人類の死罪、キュビズムと贖う衝動性、破廉恥な密度や、照合することもなく擦れ続けるだけの、道具のような過去を振り回して、手懐けられた昨日や、失…

歩くたび

AKIRAとツァラトゥストラが寝転がる本棚、タナトスと羽化やら、神聖な秩序やらが氾濫して、はびこる悪意が加速し、バジュラや装甲車が踊る夜、みんな居なくなったって、考え方を変えれば、みんなは、そこら中に居るし、恐れる必要は無いんだよ、と、耐え難い…

共感

世界自体が、世界を脱いでから、やっと世界とは、はじまるのだ、と、カタルシスに浸る私の頭から生えた散文が勝手に歩き回るし、明日が来るかすらわからないし、貸し借りしたり、かさんだり、孕んだりしながら、長らく迫る価値が謳うニセモノの価値に引きず…

私たちの朝

無制限の悪を泳ぐ魚、悲しみに打ち付けられた希望、惨憺たる世界を愛し始めた途端、君は弾けて消えたし、肉食獣たちが語る賛否両論なんてものは、所詮は、善悪に汚されていて、時代に取り残されていて、定めに取り憑かれた君の欠如、悲しみが多目的に迫り、…

新品の朝

メロディアスな日々から溢れる群像、煌めく夜の街、どんな状況にも耐えるような強靭さを手にしてハロー?ハロー?と嘯く。失った武器とメロディー、彼の風と彼女の枷、世界は神話に縁取られた避暑地みたいだね、と、妬むことなく溶け込んで、羨むことなく混…

なりすまし

キルケゴールの背中や、ゴッホの靴下、よれたカーディガンを着て、夜との軋轢を超越するマザーテレサ、少年たちは、銀河団から星の余力を集めて、それで星間をスケートボードで駆け巡り、カジキマグロの宇宙船や、意識の旋律や、萎れたハイビスカスの山、朴…

悠遠

曖昧な観念が消費する生活的な制約、滑落する意思や、位置的な苦しみや、幼稚な誤り、閉塞的な観念や、経過する関係性や、制限を生み出すだけの幼稚な供儀として運ばれる私の犀利なエゴ、傲岸不遜な奴らの資源として運ばれる偶像を崇める人々が求める効能、…

寂寥

死なんてもう古い、と、意識に語りかけるメディア、偶像崇拝を続けて来ただけの、たった数千年の人類の虚像、制御不能な風に巻き込まれて、無制限な群像が暴走し、そつない真理は、機械的な行為により、浪費的な因子が延々と結末を求め、ただ、大衆的なもの…

その何か

定めもなく崇めるばかりの君、短絡的な同化により、強くなった気でいるだけの自らの愚かさに気付かずに、ただ、弄るほどに増していく退廃的な奴らが示唆する、終末論的な末路、活路すら見出せずに、ただただ、劣化するだけの日々をめぐり、闘争するだけの悲…

淋しい熱

お前らは、未だテレビに閉じこもっているのか、と、諭す間から、普遍的な敵意や埃なんかが舞い上がり、簡単に人を汚しては、責任逃ればかりしている。あらゆる変化が揺り動かす風、又聞きした恋のテクノロジーに関する枢要なメモだったり、メモリー不足で気…

虹彩

人間的な正義が生み出す世界や社会から逸脱し、歪な思いを消費し続ける先々で、消耗したり、疎外感を感じたりと、忙しくうごめく日々の中で、折檻されたり、行きすぎたり、求めたりと、あてにしたり、曖昧になったり、もう、お終いだと、うなだれたり、勘違…

枠外

すぅーっと良い雰囲気の風景が広がり、連なる意思は山脈のよう。のたうち回る表情、原子力発電所みたいなおっぱい、正月から家族で百均に出かけて、ブロックを買って城を建てる、と、いきりたつ子供たち、大動脈を通る新幹線や、世界中で、誰ひとりとして、…

灯火

偶然を拾い集める猫、もう生きるのには飽きたが、人を支えるためだけに、生きながらえている家、顛末を掘り起こすモグラのギザギザの爪、血合いを終えた鳥たちの無垢で虚空な身体、前衛的な抜け殻を、雪景色に残して、形式的な愛が備蓄させるニヒリズムや、…

行く末

チョコレートみたいな会話をする老婆、筋肉強壮剤で汚された馬、隔世遺伝を繰り返しては、狂ってしまった私たち、明日の雨の挿入歌、紊乱な唱導と、永遠と無睡、焼けた肌にスウェード、寸胴な世界を消しゴムで消して、手綱を外して、停止線に入る。背徳の王…

開花

能動的な青春が掴んだ永遠、カースト制に苦しむ大地が貪る逡巡、情愛と錠剤の間にかかる橋、はびこる悪意のどどめ色、酩酊する無垢な君の捌け口、通り過ぎるだけの日々の中で分散する欠陥品たる命、縋ることすらしないで、浄化される街、あらゆる戦火、軽薄…

枯渇

たらふく闇夜を食べた妖怪、ねばねばの夢を旅する僕ら、不満げな地球をなだめながら、寂寞に花を捧げてる。油で汚れた三半規管、ジュラ紀から引きずっている恋、崩壊する情念や、後悔する後、垂涎する距離や、空間的な割合、あいたいする君の粗暴な距離、理…

錠剤

強がらなくても良いよ、悲しいときは、悲しむべきだ、と、歌う女、思案する先に摩耗された精神と、あらゆる連帯感を繋ぎ合わせたニューロン、火柱を目印に、ムジナと旅した数年間、驕傲な街に住まう恬淡な花嫁、愛した記憶を結ぶ鳥たちの嘴、共感性を破棄し…

現在

埋められた感情やメタファーの粒子、意思の流動体やら、フォーマットされ続ける今、分離したり、分断したりと、変則的な明日や、カルトな連中が示唆する支配的なものへの適応、破裂するジレンマや、災いや、共感やらが衝突する交差点、停泊する論理や、空白…

定め

何にも阻まれることもなく、疎んじるほどに補填され、補正され続ける権力的なの征服欲輪唱される箴言により陰る地球、居心地も悪い部屋、塞がる意識に、たちまち回る毒、狂気的な半径にそぐう価値などを崇める観点は消費されるだけで、ただ、徒な日々に不文…

甘い施設

敷衍する機械的な症状、黒幕を探して、数千里を旅して、あびるほど酒なんかを呑んで、老化していくだけの、日々に急降下していく精神が崩壊するまでの統計を終え、誰かが生み出した、精神的な壁や、論理的な搾取やらが打ち出した境界を破壊して、蠕動する悪…

破棄

崇高で怠惰な神を愛して、堕落したベランダで、爛爛とした目で世界を紡いだり、追い出されたりしながら、乱立する普通なんかを蹴散らして、ただ、度重なり断続する夕景や、シリウスで磔にされた明るい神のような語感で、詩を読む私に相続するものすらなく、…

距離

神格化されている彼女のカーテン、テーマソングが踊る高速道路、量子的な還元やら、血小板に宿る精霊やら、分断される理由や、過去の付属品やら、排斥されるだけの今、共感を用いては、すぐさま騙すだけの輩、対比されるだけの、退屈な日常の対価、物事の背…