昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

欠けた空

情報は優位にもなるが、情報とは、混乱を招き、今を見えにくくさせ、屈折した者が統括する社会では、何かを遂行するための恫喝が続けられ、惨めさを溜め込んだ退廃的な動機が加速し、簡単に消費される彼女たちや彼らが謳う論理により膠着する私の逃避行、耽…

卑屈

恒常的な普遍性が示す尺度により追いやられた獣たち、除け者にされた連中が騒ぎ立てる陰謀論的な歪みを矯正しようと目論む権力的な者たちの至福、たらい回しにされた感情が情報を遮断し、リリカルなものにより昇華された詩的な解放の始まり。悪のような憂鬱…

進化

加熱した起源や、狂気の沙汰や、アンニュイとした胃袋を立体的にし、敵意や、瞬く間の思いに平伏す前に、前のめりで消費する優しい日々や、同じようなニュアンスにより識別され、侮蔑され続けるだけの深夜に訪れる軋轢の履歴や、軽減されない痛みにより現れ…

諭す

あべこべな了解を経て、その場で構築される意識が簡単に結婚して、簡単に離婚しながら、世界に移行してくる不安のようなものを飲み込むほどの光として、あらゆる変化を厭わずに、今に噴火する意識に擦り寄る価値を跳ね除け、荘厳とした愛に近づき、愛するこ…

隆起

神の身体を借りて、ぐんぐんと地中深くに掘り進む。リチウムの雨が舌の上に降り注ぎ、鬱鬱としていく者たちによるシステマチックな預言により、取り残された誇大妄想を抱えた君のヘドロ、くたびれたスニーカーの薄汚れた語源、並行世界に接続されるアニマや…

四季の片割れ

溶けた皮脂とアルファベットの梯子、介在する理由が流用され、あたかも同じようなものだ、と騙るよこしまな理由がまやかしを作り上げ、あたかも必要なもののように崇められている神たる君との対話や、そこで和解し、猥雑な理由に攻め入られ、生命的な苦しみ…

末路

肥大化する末路、この予言と予定調和の質感、あらゆる苦しみを葬った後、懐疑的な今に染み入る生ぬるい雨、運命論者たちがつがいで見つめる先、最たる意味も破壊され、異物感を抱えた時系列、爛れた胃から吐き出される爽やかな朝の形状、形而上的な昇華を求…

芸術的な完成

重要なものすら死滅したあたりから、整合性もなく、硬直する人間たち、すり寄る意味が未明に破裂して、偶然から生まれたジレンマが、時代の狭間でグルグルと回転し、やわらかくなるまで、何度も生まれ変わり、謳われる事実が実体から放たれ、あらゆる魔を埋…

詩的

あとはずっと楽しめ、すべてが紙切れに変わる前に、あつらえられた記憶にとどまるための豊かさを葬り、契約を突き破る。性的な咆哮が綴る物語の破瓜型に苦しめられ、メタファーの襤褸を着込んで、自堕落な発表会のために虐げられ、連帯感などをうながし、安…

ねらい撃ち

陰鬱な今に跪き、焦熱を繰り返す域から吐き出される原理的な症状、近代的な鐘の音が鳴り、みんなは牢獄に帰る時間。自堕落な弊害を受け入れ、経過していくだけの日々に萎びてしまう花、あらゆる形跡を消し去る動物的な根拠、規制されるためにもたらされる悲…

絶え間ない夜

所詮は過去などは、忌々しい汚物であるし、やがてこの感情すらも白紙にもどされ、ていねいに捨てられるのであるし、長く生きようが短く生きようが、自覚もないままに冷たくなるだけであるから、とニヒリズムが侵攻してくる以前に、いびつな真実が欠乏などを…

創造

朴訥な夜に水面に浮かぶダニやノミ、刹那にぬいつけられた影の顛末、遊び疲れたネコが横たわる打算的な地面、欺瞞や不満にみちびかれた連帯感により、可視化するものが凄みを利かし、乱立する動機が襤褸を着込み、たちまちに現れる季語や木々を描くゴーギャ…

仮称

時間や自我や鍵や勝手さなどを貪り食って、媚びへつらえながら、鼓舞し続ける先では、正体不明のアナグラムや整備不良の車や、菩提樹やミキサーなどが踊り狂い、誰にも挨拶せずに、ただ勝手気ままに踊り続けている。ラジオからこぼれる理屈、回転する座標や…

窮屈

願いを紡ぎ祈る蝿、虫歯から生える爽快な色をした花々、鬱鬱とした主観からもあふれかえる愛や老い、泥のように眠る野ざらしの信仰心、ジュラ紀からまったく変わっていない昨日、夕闇に磔にされた笑顔の虫たち、誰も何も見たくもないから、雪国の詩人たちは…

浄化

偶然と至福を加工して出来た成形肉、軽薄な陽気にひしめくダイナミズムや、口唇期のアニミズム、体現される魔法や、戸惑いに酔いしれ、タータンチェックの希望を膨張させながら、澱んだ刹那を愛し、陥落する意識がヨボヨボになる前に、繰り返し受け取る秘密…

禁忌

枢要なものすら分からなくなり、そこで崩壊するだけの君、位置的な呪詛をひけらかすムード、退薬症状に苦しむ蚊の子、わずらわしく対立するだけの空間で良い子でいることは疲れるし、つくづくに割って入り込む憎しみや、背徳感の特売品を求めて彷徨うスーパ…

人々

ずんぐりむっくりとした太陽、池に浮かんでいる大きな葉が、何かグミみたいだ、と騒ぐ子供たちの隣で濾過される精神、あいまいな髪色を振り回して歩き回る主婦たち、攻撃的な視線を生み出す自分自身という不安の種のようなものを理解しない限りは、今に翳り…

茫漠

彼らの悲劇により歩きにくくなる街、異物感をかかえた意思が、やがて自らの身勝手により崩壊する後先、今に擦り寄る過程や、そこに居続けるものや、寂寞たる今に向こう見ずにぶつかり、理解をも超越した辺りからは、確かな正解や、そこに基づく疎ましい結末…

しあわせ

悲観的な君がこぼす果汁、しあわせなひとときが波及し、さらなるしあわせを巻き起こすために生やした翅、喪失感を茹でて、マヨネーズをつけて食べる宇宙の隙間、色彩があふれ、あらゆる諦観を捻じ曲げ、君の筆跡をたどり、たどたどしい所以を即座に補完する…

旅路

孤児たちが紡ぐ末路、道路には太いタイヤの跡が生々しく、腐った木が吐く毒に塗れた過去が映し出す連帯感や、倦怠期を迎えたカップルのような退屈が体系化し、ケルト神話にからまる古代の戦争、たちまちに現れる虹の橋を渡り、スズメバチの大軍が待ち受ける…

軽快

コルチゾールにより収縮した海馬、倫理観が圧縮されたセオリーにより、複製される罪の意識や、罰を与えたいという欲求だけで動く大人たちを指導する自称頭の良い人々と、要領が良い機敏な人々、備蓄された意味を健気に積み上げ、あたかも価値があるかのよう…

夜の性格

結膜炎の目で乾いた日々を眺め、脛骨まで響く感情が豊かさを破壊する様を傍観し、忘我に帰依するために、消費的な彼らや彼女たちが分裂して、定めを損なったが故に絶えず歪んだ観念によりがんじからめになった社会的な猶予が、そこかしこに過信や分断を生ん…

食卓

小説の書き方を忘れた砂だらけの手、哲学的な遊具に散りばめられたメタファーにより、詩的な猶予を生み出し、肥大化する理性が吐瀉する緩慢な災禍を尻目に、進化を遂げる数多の孤独、砕けた夜に羽が生えて、あらゆる批判や否定の一切合切をひるがえし、額に…

捲れる罪

めくるめく生まれる言葉たちをめぐる旅、偶然を装い、思いを踏みにじる。憎しみも腐敗して醜く契る夜、枢要なロジックすら負担に感じ、足跡を黒く塗りつぶし、ニセモノの理由が転々と移動し、真理に吹き付ける寒い慈悲、荘厳な朗誦により、俯瞰を跨ぐ時折に…

質感

ただ阻まれるだけの理念にそぐうために、あたかも寄り添うような演技を続け、偽善がなんだ、と促す我や君も、ただ縋るために良い子を演じてるに過ぎぬ、とうつつを抜かして、これでもかと襲いかかる過信に齧り付き、壊乱するあたりからこぼれる科学的な繁栄…

撹乱

閉鎖的な街で又借りした昨日を往復し、復元可能な夢の中で通わす思いが刹那を切断し、やがて来る滅亡やら、被害者意識などが降り注ぐサフラン色した空では、回転する座標や、制限などを謳う堕落した観念などにねじ伏せられてしまう面影などが往復し、複製さ…

封緘

希望の託児所で弔う時折、ためらわずに愛することにすり寄る物語から解き放たれ、たび重なる罪を批判的に乗り越え、帰宅に着く。ポットから込み上げてくる鳴き声を収めるために、火を止め、酩酊する深夜にぶつかり合う湿気や、意思の模様や、疲れ果てた羽た…

痩せた住居

終末論に羽化するロジック、静謐な予言を繰り返す仮死状態の花、和む隙間から現れる正解、受胎告知を繰り返し君たちの心情を濾過し出来た聖水、夥しいほどの実体が迫りくる施設、全体主義的な迎合を越えて、正規の理由を吐き出す悪魔みたいな連中がうながす…

観念の余白

作り置きしたエゴを弁当につめて、出かける会社の隅で、社会的な快晴を演じ、正解に浮かび上がる陽炎の角度や、呪いの焦土、堕落した空間から不破やなんやらが、ホコリと共に飛び回り、空間を不潔なものに変換させる。ことごとくの差異が毒々しく輝く怪訝な…

重複

物質的な夕闇に潜む栄華、枯淡を嬲る私腹を肥やすための権威的な何か、激情の住処では、孤独な獣たちが、除け者にされたことに対する恨みつらみを叫び、紊乱な日常に備わる金言の起源などを調べ、そこには、誰かを上手く操作し、ぞんざいに扱うために従える…